つくば市の魅力を巨大指紋アートで表現

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2017年10月6日

10月26日、茨城県つくば市のショッピングモール・イーアスつくばにて、指紋を押して大きな絵を描くギネス世界記録挑戦が行われた。つくばの素晴らしさを世界に発信したいとつくば青年会議所が企画したもので、「つくば市の風物」である筑波山や宇宙ロケットなどを描き出した。朝10時の開店前からスタッフが準備を始め、買い物客が一緒になり、縦3.05メートル、横10メートルの巨大なアートを完成させた。

アートの下絵を作成したのは市内の中学生。筑波山やがまの油、つくばエキスポセンターに展示中の宇宙服やロケット、つくばエクスプレスの車両とキャラクター「スピーフィ」など、つくば市の魅力をふんだんに盛り込んだ。

これまでの世界記録は2014年4月に中国の北京で達成された28.92平方メートル。アートが完成すれば失敗のリスクは少ないと思われたが、ギネス世界記録には「指紋と指紋の隙間は1センチ以内」「指紋同士が重なったりつぶれたりして、指紋だと判別できなければNG」などの規定があり、1ヶ所でも違反が見つかると挑戦自体が失敗になってしまうという厳しいルールのもとでの挑戦となった。

挑戦当日、開場前からスタッフが総出で黒インクで下絵の枠を作り始めた。巨大な絵を10分割して同時並行で制作。行列に並んで待機していたお客さんも、枠のできた部分から、色とりどりのインクで指紋を押し始めた。途中、スタッフから「ここはもう少し詰めてね」など指示を受けながら、和気あいあいと制作が進んだ。

絵を貼り合わせる前にギネスワールドレコーズの公式認定員がチェックを行い、「指紋が部分的に切れていて判別できない」「隙間が1センチ以上開いている」など20か所ほどの箇所を指摘。修正を行い、2回目の審査でOKの判断が出たうえで全体を繋ぎ合わせ、ひとつの大きなアート作品に。完成した作品を再度入念に審査し、面積を計測した結果、ギネス世界記録として正式に認定された。

記録名:Largest fingerprint painting
記録(面積):30.5平方メートル
認定日:2014年10月26日

※紹介している記録は挑戦当時のものです。現在は記録が更新されている可能性があります。

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