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世界一大きな餃子のモザイク画 5874個の餃子を使用
餃子レストランの大阪王将などを経営するイートアンド株式会社は、2012年3月20日(火・祝)、宮城県亘理町で開催された「伊達なわたり まるごとフェア」の会場で、餃子を使ったモザイク画制作に挑戦。5874個の餃子を使い、世界基準となる8㎡を上回る8.1㎡のモザイク画を完成させ、ギネス世界記録に認定された。
亘理町は東日本大震災の被災地であり、イートアンド株式会社が、東北支援活動「大阪王将 愛の餃子キャラバンカー」で「愛の餃子」を届けた町のひとつ。その縁を活かし、亘理町・東北地方を元気にするべく、“まるごとフェア”への参加が実現した。
挑戦当日は、大阪本社、東京、仙台の各支社から若手社員が集結。9時半の開会に先がけ、ホットプレート7台と揚げ物用のフライヤー1台で、モザイク用の餃子を作りはじめた。
モザイクで描き出すのは女の子とイチゴ(亘理町の特産品)の絵。社内のデザイナーが原画を作成した。蒸し焼き餃子の「白」と、揚げ餃子の「茶色」の2色を使い分けることで、絵を表現した。
11時近くなるとイベントへの来場者数も増え、「何やっているの?」「全部餃子で作るの?すごーい」と興味津々で立ち止まる人が増えてきた。お客様も飛び入りで餃子を並べることが出来、子どもからの人気はもちろん、大人たちも「ギネス世界記録に参加できるなんてすごい!!」と、子ども以上に熱中して餃子を並べる人が続出。途中、餃子の調理が間に合わず、参加者たちが次の餃子を今か今かと待ちわびる場面も。
調理開始から約5時間、最後の餃子を置いたのは地元の小学生の男の子。大きさの計測、並べ方の再確認をギネスワールドレコーズの公式認定員が行い、見事8.1㎡で世界記録に認定されると、最後の瞬間を見守っていた300人近くの観衆から盛大な拍手が起こった。
ギネス世界記録では、挑戦に使用した食べ物は無駄にせず、全て配布し、食べきることがルールになっている。当初はその場でスープ餃子を作り配布する予定だったが、予定時間を1時間ほどオーバーしていたため、急遽パックに入れて来場者のお土産にすることに。会場には長蛇の列ができ、5874個あった餃子も30分経たずに全て配り終えた。
モザイク画の制作に参加した子どもたちは「世界一ってすごい。認定員さんがかっこいい」と終始興奮ぎみ。お土産の餃子を受け取った女性は「大阪の会社が、宮城の小さな町に来てギネス世界記録に挑戦してくれたことが嬉しい」と話した。
なお、挑戦の模様は地元テレビ局4社が当日のニュースとして報道。企画したイートアンド株式会社の社員にとっても、亘理町の住民にとっても、忘れられない一日となっただろう。
記録名:Largest gyoza mosaic
記録:8.1平方メートル
認定日:2012年3月20日
※紹介している記録は挑戦当時のものです。現在は記録が更新されている可能性があります。