中小企業庁は、地域の資源を活かした新商品の開発や観光資源の開発など、地域の魅力の全 
国展開を目指す取組を支援する「地域資源∞全国展開プロジェクト」の2008年度2次募集による支援プロジェクトのうち商工会議所分20件を発表した。特産品開発や観光開発に取り組む「本体事業」7件、次年度の本体事業実施を視野に入れ事業計画の策定を行う「調査研究事業」13件の計20件。
 地域の資源を活用して、全国規模のマーケットを視野に入れた新事業を展開するため、各地の商工会議所が小規模事業者と協力して行う特産品や観光資源の開発、その販路開拓などの取り組みに対し幅広い支援を行う。
				
					
						
						
					
					
						| 本体事業 採択案件一覧7件 | 
					
						| 実施事業者(都道府県) | 事業概要 | 
					
						| 栗山商工会議所 | 【美酒・美食 心酔わせる くりやま暮らし体験移住プロジェクト】 | 
					
						| (北海道) | 栗山の自然・食・文化・歴史に触れる「暮らし体験ツアー」を通し、まちの人々との交流を図り栗山の魅力を体感してもらい、移住・定住促進による自主自立の地域づくりを目指す。 | 
					
						| 燕商工会議所 | 【プロダクツと飲食を連携させた産業観光の創出】 | 
					
						| (新潟県) | 地場産業の工場に見学客を受入れ、製作現場を見てもらうことにより燕のブランド力向上の一助とする。また、工場で直接販売できる商品(ステンレスカップ等)を開発するとともに、旅館や飲食店と連携して、観光客に開発するカップを使用してもらうモニターツアー等を実施する。 | 
					
						| 氷見商工会議所 | 【氷見の魅力三感王全国展開事業】 | 
					
						| (富山県) | 「氷見ブリ」だけではない新メニュー開発で魅力アップ!。公共交通等整備による交流人口増加のチャンスを捉え、近年の漁獲額変化にも対応した旬の「食」 
						新メニュー開発と「自然や産業・文化」等を、「五感」を通した新たな取り組みと改善により、地域振興に つなげる。 | 
					
						| 立川商工会議所 | 【「はな・まち・こころ」立川、観光客おもてなしプロジェクト】 | 
					
						| (東京都) | 東京インターナショナルフラワーショー&ガーデンショー、東京国体で多数の来訪者が予想されるため立川に来訪する方々へのお土産品開発に取り組む。また当所ではH17より四季折々の花に関するイベントを展開しており、それをベースに当事業を展開する。 | 
					
						| 静岡商工会議所 | 【“スロースタイルシズオカ”お茶から始まる新しい生活スタイル】 | 
					
						| (静岡県) | お茶・家具・木工製品などの産地として発展してきた静岡の伝統や文化、技術を融合さ 
						せ、新しい生活スタイルを提案する商品(スロースタイルシズオカ)を創作し、静岡の新ブランドとして情報発信していく。 | 
					
						| 浜松商工会議所 | 【「浜名湖うなぎ 大好き宣言」プロジェクト】 | 
					
						| (静岡県) | うなぎ養殖発祥の地:浜松として、約100店あると言われているうなぎ料理専門店のスケールメリットを活かした情報発信を行い、市町村合併の名残りを払拭した「オール浜松」として、浜名湖観光圏整備事業と連動した「浜名湖うなぎ大好き宣言!」を行う。 | 
					
						| 磐田商工会議所 | 【体と心においしい健康づくり・健康志向商品開発展開事業】 | 
					
						| (静岡県) | 「健康づくりの街」を掲げる磐田市から「飲食を通じた心身の健康づくり」を提案する。 
						地域資源である化学合成・抽出によって得られる高機能な健康成分と地元天然素材との相乗効果が期待される健康志向な飲料及び食物を開発し広く展開する。 | 
					
						|  |  | 
					
						| 調査研究事業 採択案件13件 | 
					
						| 実施事業者(都道府県) | 事業概要 | 
					
						| 函館商工会議所 | 【「珈琲の薫る街」ブランド創出事業】 | 
					
						| (北海道) | 嗜好品として広く親しまれているコーヒーにスポットをあて、そこに幕末から明治・大正・昭和へと続く函館ならではの珈琲文化を織り交ぜ、函館の風景とともに地域の資源として活用し、「珈琲の薫る街」として新たな函館のブランドを創出するものである。 | 
					
						| 札幌商工会議所 | 【「ビジネス客を観光客へ」ビジネス地域資源開発プロジェクト】 | 
					
						| (北海道) | 札幌のビジネス客マーケットの優位性を生かして、社内出張規定(観光目的による延泊の制限)が障壁となっているビジネス客の滞在日数延長の実現を目指し、新たなビジネス地域資源の土台構築を目的にビジネス客へのニーズ調査を実施する。 | 
					
						| 網走商工会議所 | 【セカンドライフ・セカンドハウス事業のための調査研究事業】 | 
					
						| (北海道) | 海・山・川・湖・森といった変化に富んだ、これが網走といえる自然を売りに、都市と地方の双方に生活基盤を持つセカンドライフ・セカンドハウス、いわゆる二地域居住と長期滞在型観光の事業展開を図るため、その可能性を探るための調査研究を行う。 | 
					
						| 紋別商工会議所 | 【オホーツクもんべつ地域の海産物を活かした特産品開発事業に係る調査研究】 | 
					
						| (北海道) | オホーツク海から水揚げされた主要な海産物(ホタテ、サケ、マス)と、地域の恵まれた紋別産の素材を活用するため、当市の観光の目玉である「流氷」の白さをイメージさせる特産品開発へ向けた事業の調査研究を行う。 | 
					
						| 弘前商工会議所 | 【時空を超える弘前タイム・ナビゲーション・ツーリズム調査事業】 | 
					
						| (青森県) | 縄文時代からの「漆」、平安時代からの「鉄」、江戸時代からの「城下町」と現在まで地域に根付いた文化を歴史的背景から掘り起こし、現在の街並みの中に、昔ここでは漆が鉄が職人がという物語をまとめ、時空を超えたツーリズムを構築する。 | 
					
						| 下諏訪商工会議所 | 【「万治の石仏」全国発信調査事業】 | 
					
						| (長野県) | 万治の石仏は、万治3年(1660)に建立。ユニークな風貌が著名人などにより紹介されたり全国版テレビでも取り上げられた。地域資源認定もされ、建立350周年を迎える記念の年に知名度を上げ、次年度以降の情報発信や関連商品開発に繋げるための調査研究を行う。 | 
					
						| 太田商工会議所 | 【太田地域観光資源・特産品再発掘事業】 | 
					
						| (群馬県) | 「産業」都市として発展してきた太田市の最大の長所を地域発展に有効活用をする可能性を模索するとともに、特産品の魅力・既存の観光地及び今後完成する施設を組み合わせながら、農商工が三位一体となって連携し、地域発展に貢献するための調査研究を行う。 | 
					
						| 春日部商工会議所 | 【都市型農業から新たな商品を開発する「赤沼ロマンプロジェクト」】 | 
					
						| (埼玉県) | 都市化が進む春日部市の中でも、田園風景の広がる赤沼地域は貴重な農緑地域である。本事業では、この地域の特産である「赤米」を活用した新商品を「赤沼ロマンシリーズ」として展開し、農のあるまちづくりを推進する。 | 
					
						| 大和高田商工会議所(奈良県) | 【地域エコロジカルネットワークの形成による新しい地場商品群の創造】 | 
					
						|  | 大和高田は暮らしの中で使われる様々な製品を生み出す地域である。地域の伝統にエコロジカル指向を加味した、新たな商品群の創造を目指して、可能性を分析する事業を行う。 | 
					
						| 松江商工会議所 | 【松江屋台、元気プロジェクト〜屋台で賑う松江育て〜】 | 
					
						| (島根県) | 古い街並みや水の都松江の親水性を活用したまち歩き観光を促進し、観光入込客数一千万 
						人を達成する。このため、新たな試みとして松江屋台の常設化を行い、屋台で提供する新たな松江らしい食材の開発、屋台を展開する新たな観光資源を検討する。 | 
					
						| 広島商工会議所 | 【訪日外国人観光客の視点から行う、新たな瀬戸内海観光開発】 | 
					
						| (広島県) | 原爆ドーム、厳島神社という世界遺産に頼るだけでなく、広島・愛媛両県の連携を視野に、訪日外国人観光客をターゲットに、瀬戸内海の景観や「食」の魅力等を活かしたモデルルートを提案する新たな観光振興事業に取り組む。 | 
					
						| 直方商工会議所 | 【「ゆたっと直方まちあるき」観光計画策定及びルートプロモーション事業】 | 
					
						| (福岡県) | 中心市街地内の歴史的建造物・郊外の豊かな自然を既存ストックとして持つ直方市の資源を活かした観光ルートの開発を行い、長期的な視野に立った観光基本計画及び推進体制を構築することにより、永続的な賑わいを創出していく。 | 
					
						| 日向商工会議所 | 【日向圏域における木造建造物産業観光形成事業】 | 
					
						| (宮崎県) | 地元杉で建設され、世界的なブルネル賞を受賞した日向市駅舎と、奈良正倉院の建築工法を再現して作られた「西の正倉院」の建築技術を産業観光資産として位置づけ、基幹産業である林業との結びつきを検証し、林業と建造物について産業観光資源化を実現する。 |