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BRIレポート

■“つぎつぎとちぎ” 地域ブランド化にむけ、栃木でフォーラム

 地域ブランドづくりに対する意識喚起と、その取り組みの促進及びPR等を行うため、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)による「地域ブランドフォーラムinとちぎ」が6月28日に宇都宮市文化会館にて開催された。

 フォーラム開始の挨拶として栃木県知事の福田富一氏が「栃木には素晴らしいものがたくさんがある。しかし、地域団体商標の 出願が1件もないことからも明らかなように、ブランド戦略として十分に 行われているとはいえない。栃木のよさを多くの方に伝える手法を学び、 栃木をすばらしいブランドにしよう」と力強く語、栃木における地域ブランドづくりを積極的に進めていく旨の発言があった。

 基調講演では、「地域ブランドの魅力づくり」と題し、ブランド総合研究所社長の田中章雄が、消費者からの評価と期待を高めるためには何が重要であるかを具体的な成功事例を交えて紹介した。

 続くパネルディスカッションでは、「豊かなとちぎの“地域ブランドづくり”」と題したパネルディスカッションを実施。大阪タオル工業組合理事長の重里豊彦氏は、低価格の中国産のタオルとの差別化として吸水性が高く、健康にいい「泉州こだわりタオル」への取り組みを紹介。また、「大阪からは栃木のイメージがさっぱりわからない。いいものがあっても、東京以西には情報が発信されていない」と苦言を呈した。

 宇都宮餃子会理事長の伊藤信夫氏は、宇都宮餃子の地域ブランド定着までの経緯について述べた。「餃子の消費量が日本で一番多かったことをきっかけに餃子のブランド化が始まったが、にらの生産量は栃木が日本一。はくさい、小麦など餃子の素材は栃木にたくさんあり、餃子は栃木の地域ブランドの集約したもの」と熱く語った。

 益子町長の大塚朋之氏は、「益子焼は陶芸家の故浜田庄司氏が人間国宝に指定されたのをきっかけに、全国的に益子焼が知られることになった。しかし、浜田庄司に頼りすぎて町としてのブランドへの取り組みは十分とはいえない」と紹介新たな町のブランド戦略の必要性を語った。

 フォーラムの締めくくりでは、「栃木県はいいものがあるが、単発ではなく、いかに幅広く連携して情報を発信し、消費者に伝えるかが重要」「地域ブランド化及び地域活性化に向けた、官民協働となる活動に取り組むべし」などと活発な議論が交わされた。コーディネーターの田中が「地域らしさ、作り手のこだわり、消費者のニーズを満たすという3つの魅力を生かした”新しい地域のビジネスモデル”を構築すべき」であり、「それを実行に移すことができるのは、地域や企業一人一人の力である」と述べて終了した。

 

2006年7月3日

 


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