速報 !! 地域団体商標
■出願状況を分析、「食加工品」「野菜・果物」
が軸に |
特許庁の発表によると、4月10日までの地域団体商標の出願累計は324件となった。このうち、弊社が独自に出願分野の分類を行ったところ、味噌や菓子などの「食加工品」が1位で79件、「野菜・果物」が72件で2位に続いており、これらで全体の5割弱を占める結果となった。(詳細は以下のグラフ参照)
同じ商品であっても、複数の出願をしているケースも目立つ。「京つけもの」と「京漬物」、「小田原かまぼこ」と「小田原蒲鉾」など漢字とひらがな両方で出願しているケースや、「京都八ッ橋」「京の八ッ橋」「京名物八ッ橋」「京名菓八ッ橋」「京の生八ッ橋」などがその例だ。
特許庁によると、審査結果は、出願の日から6〜7ヶ月後に順次出すとのことだが、このような状況を踏まえると、実際に登録に至らないケースも少なくなさそうだ。
また、登録件数では、1位京都(109件)、2位沖縄(26件)、3位石川(24件)となっているが、海外からの出願としてジャマイカからの出願(商品名:ジャマイカBLUE MOUNTAIN COFFEE)もなされている。今後の審査結果に注目したい。
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