地域団体商標
 
 

 

 

Google ホームへ

tiiki.jpを検索
ネット検索
 

このサイトは、BRI ブランド総合研究所が運営しています<会社情報> お問い合わせは専用フォームでお寄せください



■国が観光による地域づくりの調査事業で5地域を選定

平成18年度実施地域
市町村名 概要
青森県青森市 モニターツアーを実施。参加者へのアンケートでより周遊、滞留の促進につながる散策コースの設定を目指す。
岩手県盛岡市 歴史的街並みが残る盛岡町家の保存の方策を探るために、町家、商家を活用した実験的イベントなどを実施。
山形県新庄市 外国語の記述もある案内マップの作成、レンタサイクル事業、学生ボランティアの育成、観光ツアーの開催等に注力。
愛知県常滑市 地域独特の「やきもの散歩道」の観光資源としての価値向上のため、観光客に意見を聴取。観光関係者と住民をつなぐ観光相談員の設置、情報誌の発行なども進める。
福岡県福岡市 歴史的・文化的スポットをガイドブックや誘導サインにより観光客に回遊させる。観光客、店舗、住民のアンケート調査を通じて、その効果を計る。

 国土交通省は、平成18年度「都市観光の推進による地域づくり支援調査事業」の実施地域を決定した。同事業は、歴史的街並みの保存や新たな観光資源の創出、IT活用による情報提供など、都市観光推進につながる実験的な取り組みに対し、国が支援をするもの。平成17年度からスタートし、今回が2回目。今年度は、約20地域からの応募があり、審査を経て、モニターツアーを実施する青森県青森市、歴史的街並みを保存・活用事業の岩手県盛岡市のほか、山形県新庄市、愛知県常滑市、福岡県福岡市の5地域が選ばれた。

 同事業では、国土交通省都市・地域整備局企画課が作成したスキームに基づいて、市町村等地域の行政、住民、ボランティア団体、地元企業で構成された協議会が調査事業を策定し応募。その後ヒアリング、審査を経て決定となる。審査では、「単に観光の活性化だけでなく、街づくりや交流人口の増加という視点が入っているかどうか」(地域整備局企画課)が主な選定ポイントとなる。

 選ばれた事業に対し、国は資金面も含めて全面的にバックアップする。協議会は調査事業を進める中、来訪者や住民に意識調査などを通じて取り組みの効果や課題を抽出。全国フォーラムでの発表、調査報告書の取りまとめなどで成果を全国に発信する。17年度は、今年1月に全国フォーラムを開催。商家の店先に屋号を染め抜いた日除けのれんを設置する景観統一実験を試みた宮城県気仙沼市や、イルミネーションによる観光施設のライトアップで夜間観光の付加価値や回遊性の向上を図った長野県下諏訪町、QRコード等を利用した観光情報提供実験を試みた滋賀県彦根市など5地域がそれぞれ調査結果を報告した。

 18年度も全国フォーラムや調査報告書の取りまとめを実施する予定。19年度の事業継続は未定だが、引き続き実施の場合は、例年通りで19年1月ごろに各市町村に意向調査があり、4月以降に対象地域が決定となる。

関連情報:
平成17年度都市観光の推進による地域づくり支援調査事業 http://www.mlit.go.jp/crd/tayo/001/toshikanko/index.html

2006年8月11日

 


注目記事


Copyright (C) 2006-2011 Brand Research Institute, Inc.