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■食品産業センターが平成19年度「本場の本物」の募集を実施

 農林水産省の外郭団体である財団法人食品産業センターでは、平成19年度の「本場の本物」の募集を実施する。本場の本物とは、地域の農林水産物を原材料に使い、地域の伝統的技術で製造された食品の表示基準を同センターが認定する「地域食品ブランド表示基準制度」。基準を作ることで地域食品ブランドの品質の向上や表示の適正化が図られる。認定品は「本場の本物」マークを貼付することができ、消費者に対し良質な地域の食品を正確でわかりやすく提供できるようになる。

 この制度が始まったのは平成17年度。初年度には沖縄黒糖、鹿児島の壷造り黒酢、小豆島佃煮、足柄茶、草加せんべい、奥久慈凍みこんにゃくの6品目、18年度には小豆島桶仕込醤油、大豊の碁石茶、船橋三番瀬海苔の3品目が認定を受けている。

 認定を受けるには、まず、地域で作られている食品の基準を事業協同組合などの団体が策定し、食品産業センターに申請する。同センターでは、その基準が地域食品の名称(地名+商品名など)、地域の範囲、原材料、製法を適切かつ明確に規定するとともに、品質・衛生管理などを十分に確保するものとなっているかどうかチェック。さらにその基準が守られているかどうかを、専門委員による書面審査、試作・試飲を含むプレゼンテーション審査、現地調査により審査し、そのすべてを満たしたと認められた品目に対し、「本場の本物」と認定する。(詳細は、同センターのホームページに掲載されている実施要領を要確認)

 申請の締切は平成19年6月15日(金)17時までに同センター必着としている。同センターでは、申請を受け、1次審査、2次審査、最終審査を実施し、10月には審査結果を通知する。地域団体商標制度など地域ブランドに関連した施策が注目を集める中、地域の特色のある伝統食品の掘り起こしにつながる動きとして注目される。

〈平成19年度「本場の本物」募集概要〉

■申請対象品目:
地域名が想起される加工食品。地域で生産された特色のある農林水産物を原材料として用い、その地域において伝統的に培われた技術を生かして製造された加工食品に限る。

■申請対象団体:
事業協同組合等の団体(協議会等の任意団体も含む)

■申請受付先・
問い合わせ先:財団法人食品産業センター 普及・食育推進部(TEL 03-3224-2392/2389)

■申請の締切 :
平成19年6月15日(金)17:00までに食品産業センター必着(郵送、持参ともに可)

■提出書類:
申請書、地域ブランド表示基準、申請者の沿革・概要がわかるもの、終始決算書、事業報告書、申請書及び実施計画書を保存したCD-ROM等

■審査:
学識経験者等を構成員とする「地域食品ブランド表示基準専門委員会」を設置し、1次審査(団体から提出された地域食品ブランド表示基準について審査)、2次審査(試食等を含むプレゼンテーション)、最終審査(現地調査)の結果をもとに審査

■スケジュール:
  @ホームページによる応募(5月〜6月)
  A1次審査(6〜7月)
  B1次審査結果の通知(6〜7月)
  C2次審査(8〜9月)
  D2次審査結果の通知(8〜9月)
  E最終審査(10月)
  F最終審査結果の通知(10月)
  Gイベント(ふるさと食品全国フェア等)への出展(3月)

関連情報:
食品産業センター『本場の本物』募集について
 http://www.shokusan.or.jp/index.php?mo=topics&ac=TopicsDetail&topics_id=210

2007年5月21日




 


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