■農水産物のブランド化に向け「地域ブランド協議会」設立へ |
農林水産省の知的財産戦略本部は農林水産物・食品の地域ブランド化の取組を支援し、農林水産業・食品産業の競争力強化や地域活性化につなげていくため「食と農林水産業の地域ブランド協議会(仮称)」を発足する。9月中に、専門家会議の有志委員及び関係団体等からなる発起人会が開催され、10〜11月に協議会を立ち上げる。
同省では、来年度予算で先端的な研究開発の成果、地域ブランドなどの知的財産を積極的に活用する体制づくりを推進する事業に23億円を要求。農林水産物・地域食品を対象に、地域が「真に力のある地域ブランド」を確立できるよう、生産・品質管理、名称管理、マーケティング力向上などの一貫した取組に対しアドバイスするプロデューサーの派遣や専門家の招へい、機器や施設の整備などを支援する。
協議会が実施するのは、以下のような内容。
(1) 真に力のある地域ブランドを確立するための情報・ノウハウの提供・交換
(2) 優良な地域ブランド化の取組の紹介
(3) 農林水産物・食品の地域ブランド化の取組の推進に関する情報交換
(4) その他地域ブランド化の取組を推進するために必要な活動
協議会のメンバーとなるのは、(1)地域ブランド支援者@ 有識者、アドバイザー等、A 流通・販売関係団体、消費者団体、日本弁理士会等、(2) 地域ブランド取組主体@ 地域団体商標取得団体等の地域ブランド取組主体、A 新たに地域ブランド化に取り組もうとする団体、(3) 関係団体(生産者・製造業者の団体、都道府県等)。
協議会の運営を行うため、幹事会を設けるという。
関連情報:
農林水産省知的財産戦略本部 http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/tizai/090912_1.html
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