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■農水省、食品の地域ブランド確立に向けた報告書を公表

 農林水産省は、知的財産戦略本部専門家会議地域ブランドワーキング・グループの報告書「農林水産物・食品の地域ブランドの確立に向けて」を公表した。

 農林水産物・食品の地域ブランドは、1970年代頃からの供給体制の向上、輸入品の増加等により需要が飽和する中で、大量生産・流通製品と差別化した生産物を販売する動きとして1980〜1990年代に注目されるようになった。現在の成功事 例は、そのころから継続的に取り組まれてきたものが多い。

 地域ブランド化が成功すれば、地域の農林水産業等の収益性の向上や地域経済の活性化、食の多様化と食文化の発展につながるものであり、行政による支援も行われている。

 ただ、多くの地域においてその地域の産品の「地域ブランド化」を目指す動きが活発になっている一方で、地域ブランド化の取組は、必ずしも成功例ばかりではなく、 農林水産物・食品の特徴を踏まえたブランド化戦略の基本を押さえなければ、実質的な意味での「地域ブランド」が確立されることは難しい。

 報告書では、各地の取組みの現状と問題点を分析。地域ブランドの目指すべき姿として、「『もの』の価値(食味、栄養等の品質)が確立されていること」「地域との自然的、歴史的、風土的、文化的、社会的関連性を有し、地域の人々に愛着を持たれるものであること」「『もの』の価値や地域との関連性を伝えるため、適切な表示やパッケージデザイン、マーケティング等売り方が工夫されていること」「『ブランド』とは消費者の信頼により成り立つことを認識し、その信頼を裏切らないブランド管理(品質・表示)を行っていること」の4点を提案し た。あわせて、「ブランド化の検討」「流通・販売」「生産体制・品質確立」「ブランドの維持・発展」の4段階ごとに取り組み課題を整理した。

関連情報:
「農林水産物・食品の地域ブランド確立に向けて(地域ブランドワーキンググループ 報告書)」
 http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/seisan/titekizaisan/h200314/index.html

2008年3月20日




 

 


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