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■農林水産物・食品地域ブランド化支援事業の追加公募開始

 農林水産省が実施する「農水産物・食品地域ブランド化支援事業」(以下、本事業)の地域段階の追加公募が開始された。期間は、平成20年5月19日〜6月24日。地域ブランド化に意欲のある地域を支援し、農林水産業の競争力の強化、地域活性化につなげていくことを目的とした3ヵ年の支援事業である。

 近年、地域ブランド化に取り組む地域は増えてきているものの、成功事例がなかなか出にくいという課題に直面している。そこで、地域ブランド化に意欲のある地域を募集し、一連の取り組みを一貫してアドバイスするプロデューサーを招聘し、取り組みを効果的に実施していくための支援を行う。今回追加公募が開始されるのは、地域段階。「地域ブランド」確立段階に対して支援が行われる。補助金は、1事業実施主体(地域)に対して500万円以内。その補助金額の中で、プロデューサー招聘費用は定額、機器整備費用は1/3以内、その他は1/2以内が補助される。

 地域ブランド化として、地域が目標としやすいのが「地域団体商標」の取得である。今年4月末日の時点で地域団体商標の総出願は808件、査定されているのが378件(5月13日現在)となっている。しかし、単に商標を獲得するだけでは経済的利益につながらずに悩んでいる地域も少なくないのが現状である。つまり、マークをもってして商品だけをブランド化するのではなく、その商品を足がかりとして、地域自体をブランド化していく長期的な戦略も考えていかなければならない。そうすることで、関係する業者の安定収入や、雇用拡大、観光客の誘導など、さまざまな地域活性化の連鎖につながる。こうした一連の流れが地域には必要なのである。

 今回、プロデューサーを招聘することで外部の視点を導入し、改めて地域の魅力や課題を洗い出し、地域活性化につながる地域ブランド化の道筋を立てていく。そして、支援が単発的な活性化のためではなく、継続的に活性化していくための体力をつけられることが強く望まれる。

関連情報:
農林水産省 農林水産物・食品地域ブランド化支援事業 追加公募
 http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/080519_2.html

2008年5月25日




 

 


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