■「美の里づくりコンクール」で農林大臣賞に岡山県美咲町 |
農林水産省は、平成20年度の第4回「美の里づくりコンクール」の結果を発表した。このコンクールは、行政やNPO法人、都市住民などと連携しながら、豊かな農地、水、里山などを活かした地域の美しい景観や、良好な景観を守り育てている地域を表彰するもの。
選考の結果、農林水産大臣賞には岡山県美咲町の「境地区農業生産者組合」、農村振興局長賞には静岡県松崎町「石部棚田保全推進委員会」、岐阜県下呂市「馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会」の2件、審査会特別賞には兵庫県多可町「箸荷むらづくり委員会」、京都府京丹後市「奥大野村づくり委員会」、北海道沼田町「沼田ホタル研究会」の3件が選ばれた。
農水大臣賞の岡山県美咲町は、地区住民が棚田を保全し、棚田保存による景観保全と観光活用を目的に「棚田保存地区選考委員会設置条例」を設けている。
この地域で自家用に栽培されていたそばを活用するため、農家が自ら運営するそば屋「紅(あか)そば亭」も営業している。
こうした取り組みにより、村のまつりが復活したり、紅そば亭などでの地産地消の拡大、獅子舞などの伝統の復活や、環境に配慮した農業、景観作物の植栽などにつながってい
るという。
関連情報: 農林水産省「第4回(平成20年度)美の里づくりコンクールの選賞について」
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