■農山漁村の新ライフスタイル「第7回オーライ!ニッポン大賞」決定 |
農林水産省は、都市と農山漁村を往来する新たなライフスタイルの普及や定着化を図るため、日本各地で都市と農山漁村の交流を盛んにする活動に積極的に取り組んでいる団体、個人を表彰する「第7回オーライ!ニッポン大賞」を決定した。また併せて、農山漁村の女性グループ等の自主的努力による地域の特産物を活用した『食』に関する起業活動などを通じ、地域づくりに貢献している優秀な活動事例について農林水産省が表彰を行い、地域の活力の増進を図り、農山漁村の振興並びに都市と農山漁村の共生・対流の促進に資することを目的として実施する「食アメニティコンテスト」の受賞団体を決定した。
内閣総理大臣賞であるグランプリは、新潟県十日町市「大地の芸術祭実行委員会」に決定した。同委員会は、地域資源を使ったアートを世界へ向けて情報発信することで地域振興を図る「越後妻有アートネックレス整備事業」を展開し、成果を3年ごとにアーティストやボランティアと住民が協働して「大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ」で発表している。2000年の第1回開催時に16万人だった来場者数は、2009年の第4回開催には37万5000人に増加、40カ国から参加したアーティスト約350組が92集落で作品を展示するなど世界規模のイベントになり、地域資源を有効活用した独自の地域づくりが評価されている。
オーライ!ニッポン大賞 は、秋田発・子ども双方向交流プロジェクト推進協議会「子どもの輝き応援団」(秋田県)、地域づくりインターンの会
(東京都新宿区)、石部地区棚田保全推進委員会(静岡県松崎町)、農業法人秋津野(和歌山県田辺市)の4団体が受賞した。
「食アメニティコンテスト」の農林水産大臣賞は、ビスターリマーム(岐阜県郡上市)、夢古道おわせランチバイキンググループ(三重県尾鷲市)、 企業組合氷上つたの会(兵庫県丹波市)の3団体が受賞した。
関連情報:
オーライ!ニッポン会議
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