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　経済産業省は、農林水産省と共同して地域を活性化するため農商工連携に取り組む公的機関や事業者が参照できる「農商工連携で地域を活性化するポイント」をとりまとめ公開した。地域活性化に貢献していると考えられる農商工連携の事例を公募によって収集し、３０事例をベストプラクティスとして取り上げ、それぞれの事業活動の成功要因を分析することで全国の成功事例の中で、連携体制の構築や新商品・サービスの開発等の事業の各局面においてどのような工夫が行われているかを整理した。　

　地域における農商工連携の進展は、地域経済を支える地元の農林水産業や 関連産業が活性化する契機として、大きな意義を有している。農林水産業は経済全体の１％に過ぎないが、食品製造業や食品卸・小売業、飲食店業等の関連産業に加え、農商工連携関連業種全体でみた場合、全体の約10％に相当する。地域の農林水産業と食品製造業や食品卸売・小売業、飲食店業等の関連産業が連携し、地域一体となった農商工連携を進めることで、新たな商品・サービスを生み出し、大きな付加価値が生まれ、雇用の創出につながることが期待されていると同時に、地域の活性化に様々な側面から寄与することも期待されている。