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■小樽ガラスを世界ブランド化、作品の展示会を開催

小樽商工会議所が開催した「小樽ガラスの世界」
 小樽商工会議所は2月10日〜19日にかけて、小樽の冬のイベント「第8回小樽雪あかりの路」の開催期間にあわせて「小樽ガラスの世界」と題した小樽ガラス作品の展示会を開催した。

 同商工会議所では、中小企業庁からの委託による平成17年度JAPANブランド育成支援事業で、「OTARU−ガラス工芸品の世界ブランド化プロジェクト」が採択案件となっている。これは、北海道への訪問が多い香港・台湾・韓国など東アジア圏の各国・地域からの富裕層を主なターゲットに、吹きガラスやカットガラス(小樽切子)、ガラスと漆を組み合わせた装飾品など、小樽のガラス加工技術と日本の伝統技術を融合させたデザイン性の高い新しいガラス工芸品を開発し、国内外でブランド展開を図る、というもの。

 今回の作品展は、同プロジェクトの一環として計画されたもの。展覧会では、小樽ガラスの出発点である、かつてニシン漁に使用したガラス製の「浮き玉」の色(青〜青緑)をイメージカラーとして製作した試作品を展示した。
 ガラス工房などで著名な北一硝子や、ステンドグラスの製作体験ができる小樽ガス燈、和風のガラス器の大正硝子・創作硝子工房などの作品が展示された。

 同商工会議所では、1月26日〜28日まで、東京硝子製品協同組合が東京・東京ビックサイトで開催した「東京テーブルウエアトレードショウ2006」へも出展したほか、台湾太平洋そごうで開催された「小樽ガラス展」などで「小樽ガラス」のブランドイメージをPRしてきた。今回の小樽で開催する展示会を通して「小樽ガラス」のブランドイメージを一層高めたいとしている。

関連情報:
小樽商工会議所 http://www.otarucci.jp/
「小樽ガラスの世界」 http://www.otaru-glass.com/

2006年2月20日

 


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