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■誕生! 「富良野オムカレー」、新ご当地メニューとしてブランド化

「富良野オムカレー」6か条を発表する“ふらのカレンジャー娘”
 富良野で3月6日、カレーでまちおこしをはかる市民グループ「食のトライアングル(農・商・消)研究会」(会長:飯沼巌)が、「富良野オムカレー」発表会を開催。高田忠尚富良野市長をはじめ、来賓、関係者など60名が集まり、大いにもりあがりをみせた。

  カレーによるまちおこしが富良野で本格的に始まったのは、4年前に市職員の有志などで「食のトライアングル研究会」が設立されてから。北海道のほぼ中央に位置し大自然に恵まれた富良野は、年間200万人を超える観光客を集めている。TVドラマ「北の国から」のロケ地としても知られ、冬のスキーもさかんだが、これと言った「食(グルメ)」が存在しなかったこともあり、それまで基幹産業である農業が話題にのぼったことはあまりなかった。そんなとき、スパイス以外は、すべて地元産の食材でつくることができ、日本人に馴染みの深いカレーに白羽の矢が立った。そもそも富良野の特産品といえば、ジャガイモ、人参、玉ねぎ、米などカレーに使う代表的な食材ばかり。カレーのメリットは、このような農産物の「地産地消」が可能なこと。それによって、農業と観光の共生による“地域経済の活性化”をはかることができる。

発表会で振る舞われた「富良野オムカレー」
  同研究会では、富良野を“カレーのまち”として根付かせるべく活動を続けてきた。市内21店の飲食店からなる“カレンジャーズ”や、地元女子高生からなる“ふらのカレンジャー娘”を結成し、毎月22日を「富良野カレーの日」として店舗ごとに各種サービスを展開したり、カレーの試食イベントを開催したりするなど、活動は年々熱気を帯びてきている。

 しかし、「富良野カレー」そのものについては、これといった定義がなかったため、独自性を強く打ち出すことが出来ないでいた。こういった状況を打開するため、同研究会では、 「富良野オムカレー」を目玉にしようと考えた。

  「富良野オムカレー」発表会では、2代目“ふらのカレンジャー娘”が「富良野オムカレー」6か条のルールを公表。高田市長が立会人を務め、研究会と提供店でメニュー化に関する協定調印式を行った。また会場では新富良野プリンスホテルの「富良野オムカレー」が来場者に振る舞われた。「富良野オムカレー」の提唱者は、観光情報誌「じゃらん北海道発」のヒロ中田編集長。「短期間で富良野オムカレーを具現化したことを評価する。ブランド管理も含め、これからの取り組みが最も重要であり、10年先を見据えてご当地メニューに育てて欲しい」(ヒロ中田編集長)。提供店を代表して山香食堂の石川節子さんは「消費者を裏切らず、地元食材にこだわった美味しいオムカレーを提供したい」と決意を述べた。今後、提供飲食店7店は、3月20日から一斉にメニュー化をスタートさせる。

<「富良野オムカレー」6か条>
第1条 お米は富良野産を使い、ライスに工夫を凝らす
第2条 卵は原則 富良野産を使い、オムカレーの中央に旗をたてる
第3条 富良野産の「チーズ(バター)」もしくは「ワイン」を使用する
第4条 野菜や肉、福神漬(ピクルス)なども富良野産にこだわる
第5条 富良野産の食材にこだわった一品メニューと「ふらの牛乳」をつける
第6条 料金は税込み1,000円以内で提供する

関連情報:
FURANO CURRY NET http://curry-net.jugem.jp/

2006年3月13日

 


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