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■「オホーツク」のブランド化を目指し、統一イメージ作り

 北海道網走支庁は2006年度から、「オホーツク地域」のアイデンティティをまとめた統一イメージを形成し、オホーツクそのもののブランド化を目指す「オホーツク・エリアアイデンティティ(AI)」の確立に着手する。

 オホーツクは、「流氷」「知床(世界遺産)」「網走監獄」「ハッカ」や各種の農水産品、クラフトなど個別ブランドには恵まれ、商品ブランドづくりの取り組みは進んでいるが、同じ道内の「十勝」など他地域に比べて、オホーツク地域全体としての認知度は 低い。そのため、オホーツク地域がひとつになり、広くアピールする取り組みが必要と判断した。

 2006年度は、道内外でアンケート調査を実施して「オホーツク」の歴史と現状を分析し、地元の経済人や一次産業の担い手、大学生らと懇話会などを開き、この地域のアイデンティティを明確化する。2007年度には「オホーツク」ステートメントを策定し、シンボルマークを決定すると同時に、アクションプランを構築する。2008年度に開始する長期計画では地域内外への浸透と多面的展開を進めるとともに、「オホーツク」ブランド活動の検証と評価を実施する。

 オホーツクAIは、「オホーツクらしさ」とは何かを議論してイメージを確立するのが狙い。地域産品のブランド化、観光、文化、地域づくりなど、地域内のあらゆる取り組みのプラットフォームとなることを目指している。地域住人が自らのこととして捉え、参画して育てていけるような取り組みにしたいという。オホーツクのロゴマークやキャッチコピーを作ることが最終目的なのではなく、ユニークな取り組みにより、ブランド作りのプロセス自体が話題になることが目的としている。

関連情報:
北海道網走支庁 http://www.abashiri.pref.hokkaido.jp/

2006年3月18日

 


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