北海道運輸局と北海道開発局では、「地域観光マーケティング促進事業」として、国際競争力のある観光地づくりの推進に向けて、松前・上ノ国・江差3町広域観光推進協議会(北海道歴史倶楽部)と弟子屈町
の2地域を、コンサルティング事業を行う対象地域として選定した。
地域観光マーケティング促進事業は、地域と旅行業者等との連携・協働により、地域の観光魅力を発掘・増進させ、新たな企画旅行商品として流通を促進する活動を行うもの。
北海道内16地域から応募のあった「地域観光マーケティング戦略シート」による自己分析を基に、旅行業者などによるアドバイザリー会議で2地域が選定された。
松前・上ノ国・江差3町広域観光推進協議会は、北海道南端の3町で観光事業の協議会を設立しており、北海道と本州との歴史的つながりなどを観光材料として活用している。
釧路支庁の弟子屈町は、透明度が世界有数の摩周湖、千島火山帯に属する高原地帯でカルデラ湖として有名な屈斜路湖を観光資源として抱えている。
今後、地域の要請等に応じてアドバイザリー会議がアドバイスを行い、地域の情報(商品化に向けたアイデアや担当窓口に関する情報、推進主体のHPへのリ
ンク等)の、国土交通省のホームページへ(=「観光商品楽市楽座(仮称)」)への掲載や、各地域と旅行会社との商談会の開催、観光ルネサンス事業等、国の支援策との連携
などにより、両地域の観光活性化を図っていく。
関連情報:
国土交通省 北海道運輸局 http://www.hkt.mlit.go.jp/
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