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■北海道「地域資源活用売れる商品づくり支援事業」18件が決定
  さっぽろスイーツなど、18件中12件は農水産品

  北海道経済産業局は、平成20年度の第1回「地域資源活用新事業展開支援事業(地域資源活用売れる商品づくり支援事業)」の北海道における採択事業を決定した。

 この事業は、中小企業地域資源活用促進法に基づく地域産業資源活用事業計画の認定を受けた中小企業者を対象に、地域資源を活用した新商品・新サービスの開発や、市場化の取組に必要な経費の一部を補助するもの。 今回は農林水産品12件、産地技術5件、観光1件の計18件の事業が採択された。主な認定事業は「さっぽろスイーツの開発」(きのとや)、「小樽の日本酒技術を活用したみりん酒」(田中酒造)、「サポロ・シティ・ジャズ を生かした観光プログラム」(コムズワーク)など。

 なお、認定計画に基づいた以下のような事業が対象となり、補助対象経費の3分の2以内で下限は100万円。複数年度に渡り補助金の申請を行うことができる。

  • 市場調査
  • 研究開発に係る調査分析
  • 新商品、新役務の開発(試作、研究開発、評価等を含む)
  • 展示会等の開催又は展示会等への出展
  • 知的財産に係る調査等の事業

    平成20年度第1回「地域資源活用売れる商品づくり支援事業」採択プロジェクト概要
    三類型 A:農林水産物 B:鉱工業品・技術 C:観光資源
    NO 事業計画名 申請者 地域 活用する地域資源 三類型 事業内容 
    1 牛尿バイオ活性液を活用した環境浄化液の開発 株式会社環境ダイゼン 北見市 牛尿バイオ活性液  B 牛尿バイオ活性水を利用して、抗菌消臭機能を合わせ持つ環境浄化液を開発し、一般家庭向、飲食店、介護施設、畑作野菜農家等に販売する。 
    2 ホタテの煮汁を活用した地域ブランド商品化 株式会社しんや 北見市 ホタテガイ  A ホタテの煮汁を活用して新たな調味料を開発・販売する。 
    3 小樽ガラスの技術を活用した着色・切子加工等を施した耐熱性硬質ガラス食器の開発 株式会社深川硝子工芸 小樽市 小樽ガラス  B 硬質ガラスに着色、切子等の技法を適用し色とカットのデザインに富んだ耐熱機能を有する新用途のガラス食器を開発・販売する。 
    4 小樽の日本酒製造技術を活用した新商品「みりん酢」の開発 曲イ田中酒造株式会社 小樽市 小樽の日本酒  B 小樽の日本酒製造技術を活用して新商品「みりん酢」を開発・製造し、自社直営2店舗を主たる販路として、観光客をターゲットに販売する。 
    5 域外市場向け「さっぽろスイーツ」の開発 株式会社きのとや 札幌市 さっぽろスイーツ  B  「さっぽろスイーツ」を活用し「今の」札幌をイメージし、かつ、札幌を代表する新たなお土産用の焼き菓子を開発・販売する。 
    6 たもぎ茸由来のグルコシルセラミドによる化粧品の開発 株式会社スリービー 南幌町 たもぎ茸  A  たもぎ茸から抽出したグルコシルセラミドの保湿性や抗アトピー性といった性質を利用して、主に化粧品を開発・製造し、医療機関・ドラッグストア等をターゲットとして販売する。 
    7 自家牧場ブランド牛乳「香しずく」を使ったエメンタールチーズ・グリュイエールチーズの開発・製造・販売 有限会社冨田ファーム 興部町 牛乳  A  純国産のエメンタールチーズ・グリュイエルチーズを自社ブランド牛乳を活用して開発、販売する。 
    8 未利用資源(ホタテガイのボイルミミ)を再利用しての飼料、土壌改剤の開発、生産 株式会社池知建設 北見市 ホタテガイ  A  主として常呂・佐呂間産のホタテガイのボイルミミを再利用し、環境に負荷をかけない良質の飼料や土 壌改良剤を開発、販売する。 
    9 経木を使った新しい機能の折箱・新しいデザインの木工クラフト商品の開発、製造 加賀谷木材株式会社 津別町 経木  B  経木の特性を活かした新しい折箱、付加価値の高い商品(キット商品、玩具、照明器具等)を開発し、販売する。 
    10 厚沢部町の地域資源「道南スギ」から抽出したエッセンシャルオイルの開発と販路開拓 株式会社佐々木総業 厚沢部町 道南スギ  A  道南スギ゙の特性を活かして、道内発の精油抽出方法である「亜臨界抽出法」により、スギ精油を開発し、販売する。 
    11 北斗市の特産果実「マルメロ」の特性を活用した和洋菓子の開発と販路開拓 有限会社末廣軒 北斗市 マルメロ  A  マルメロの特性を活かして、新しいタイプの冷凍特産和洋菓子の開発し、販売する。 
    12 函館産ガゴメコンブを活用した特産弁当「がごめ飯」の開発と販路開拓 有限会社ガッツ 函館市 ガゴメ  A  ガゴメコンブの特性を活かした新タイプの特産弁当「がごめ飯」を開発し、販売する。 
    13 北海道・十勝産シラカバの樹液と葉を活用した、高付加価値化粧水・芳香蒸留水の研究開発 有限会社ランラン・ファーム 清水町 シラカバ  A  シラカバの樹液を活用して、女性や安全・安心を求める消費者向けに、これまでにない機能を付加した化粧水などの化粧品とアロマテラピー用芳香蒸留水の商品開発を行い販売する。 
    14 トマト調味料の開発及びトマトを原料にしたPH調整剤・酸味料・ゲル化剤を使用した野菜ゼリーの開発 株式会社谷口農場 旭川市 トマト  A  赤系トマトを活用して野菜やハーブなどと調合した調味料を開発。さらに酸度とペクチンを活かした天然のPH調整剤・酸味料・ゲル化剤の開発を行い、これらを活用した野菜ゼリー(雑穀ゼリー、お米ゼリーを含む)を商品化する。 
    15 道産かぼちゃをまるごと活用した冷凍惣菜・スイーツの開発 有限会社三木商店 札幌市 かぼちゃ  A  恵庭市のかぼちゃの小さめのサイズ(直径11〜12p)の上部を円形にカットして、中心部の種子部分をくり抜き、器代わりとすることで、かぼちゃをまるごと食べられる試作品(ぜんざい、グラタン)に改良を加えるとともに、新たに3種類(ドリア、プリン、おはぎ)を開発し、計5種類のかぼちゃをまるごと食べられる冷凍惣菜(グラタン、ドリア)・スイーツ(ぜんざい、プリン、おはぎ)としてを開発・販売。 
    16 サッポロ・シティ・ジャズを活用した観光プログラムの開発事業 株式会社コムズワーク 札幌市 サッポロ・シティ・ジャズ  C サッポロ・シティ・ジャズを様々な場で体験できる観光プログラムを企画する。具体的には小規模ライブ開催、 ライブ形式以外のジャズを聴く機会・場の提供、札幌JA ZZオムニバスCD等の商品企画開発、サッポロ・シティ・ジャズを知ることができる講座の企画開発を行い、これらを組み合わせ、エンド・ユーザーである観光客が回遊するプログラムを提供する。 
    17 国産(北海道産)亜麻を活用した健康・自然食品等の開発と販路構築 (代表者)有限会社ウィズユー・コーポレーション・竃k国生活者、笈泱レ社、竃k海道技術コンサルタント 札幌市 亜麻  A  国産亜麻を活用して、4種の新商品(美容サプリメント、ピュアオイル、焙煎粉末、自然塗料)を開発し、販売する。 
    18 北海道産アロ二アを活用したコンディショニング食品の開発 株式会社北海道バイオインダストリー 札幌市 アロ二ア  A  北海道産アロニアを活用したコンディショニング・スイーツ(チーズケーキ、クッキー、チョコレート)を開発し販売する。

    関連情報:
    北海道経済産業局
     http://www.hkd.meti.go.jp/

    2008年4月14日




     

     


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