■札幌大、道内活性化へ『生活見なおし型観光とブランド形成』刊行 |
北海道の札幌大学と財団法人北海道開発協会は、2001年から共同で取り組んできた観光に関する研究の成果を『生活見なおし型観光とブランド形成 北海道&地域をビジネスにする』という書籍にまとめ、北海道開発協会から刊行した。
生活見なおし型観光とは、高い人口増加率を伴った19・20世紀型の工業化社会と比較して、21世紀は人口減少を伴う脱工業化社会になると規定し、それに起因する生活スタイルの変化に対応する観光をいう。
国内の地域は就労人口の都市部への集中が進み、北海道では都市から離れた地方で少子高齢化と人口減少が顕著になっている。しかし、地域に人を集める「資源」「人材」の要素に「アイデア」「マーケティング」などの視点を加えることによって現状を改善することが可能だとしている。地域資源を発掘してデザインを加え、消費者に魅力を発信するビジネスを確立することが「生活見なおし型観光」あるいは「ブランド形成」になるとして、北海道の地域おこしの研究成果をまとめた。
書名は『生活見なおし型観光とブランド形成 北海道&地域をビジネスにする』、小林好宏・佐藤郁夫編著、定価(本体1,524円+税)、財団法人北海道開発協会刊。
関連情報:
札幌大学『生活見なおし型観光とブランド形成 北海道&地域をビジネスにする』
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