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　北海道の夕張市は、2000年の開催を最後に中止していた「夕張メロンまつり」を今年、9年ぶりに復活させる。6月28日に開催し、夕張スイーツのフェアやコンテストなどのイベントや、夕張メロンの競りなども行う。

　かつては石狩炭田の中心都市として栄え、夕張メロンの産地として知られる夕張市は、深刻な財政難で2007年に財政再建団体に指定され、事実上の財政破綻をした。今回、地方卸売市場の運営会社や、多喜雄基社長らが「財政破綻した夕張市の活性化に」と再開を呼びかけ、復活が実現した。

　夕張メロンまつりは、特産品であるメロンの試食会や即売会、子どもの「早食い大会」などのイベントが人気ので全国から5000人が押しかける「夕張の夏の風物詩」だったが、市の財政悪化で約100万円の補助金もなくなり中止に追い込まれていた。今回、名物イベントを復活させることで、市の活性化の一助になることを狙う。