■2010年度の「さっぽろスイーツ」グランプリ決定、4月に一斉に発売 |
洋菓子製造に使用されるミルクやバター、果実や小麦などの原料を豊かに産出し、洋菓子製造に適した冷涼な気候を持つ北海道の札幌市を、洋菓子の街として「スイーツの街・さっぽろ」というイメージを全国に認知させようと活動を続けているさっぽろスイーツカフェ運営協議会が「さっぽろスイーツ2010」をコンペティション開催、グランプリを発表した。2006年に始まり今回が5回目となる「さっぽろスイーツ」で、今年は「生洋菓子部門」に加えて「ギフト菓子部門」が新設され両部門あわせて151作品の応募があった。
審査の結果、生洋菓子部門は「洋菓子工房べんべや」のパティシエール石栗麻衣氏による「さっぽろコーンヴェリーヌ」、ギフト菓子部門では「もりもと」のパティシエ鈴木紀光氏による「さっぽろサクっとシュー」が、それぞれグランプリを受賞した。「さっぽろコーンヴェリーヌ」は札幌の風物詩である北海道産のとうもろこしとチーズを合わせたムースを「カップ入りの洋菓子」にした野菜スイーツ。
「さっぽろサクっとシュー」は北海道産の小麦と米粉を使用したシュー皮をカリカリに焼き上げて食感を楽しむことができ、2週間程日持ちがする焼き菓子。
さっぽろスイーツは、他のコンペティションと異なり、グランプリ作品のレシピを協議会会員店舗に公開し、それぞれの店舗で一斉に〈さっぽろスイーツ〉として売り出す点。それにより、1店だけで売り出すよりも知名度を高めることができ、さっぽろスイーツの認知度向上にもつながる。これまで4回のコンペティションでは「さっぽろ・いちごタルト」「さっぽろ・白いティラミス」「さっぽろプリンパイ」「さっぽろハスカップフロマージュ」という4つの洋生菓子がグランプリ作品として提供されている。「さっぽろコーンヴェリーヌ」は、各洋菓子店で4月以降にそれぞれの店舗で若干のアレンジを加えて販売され。「さっぽろサクっとシュー」は、グランプリ作品のパッケージと共通シールを札幌市立大学デザイン学部の学生と共同で作成して各店で販売される予定という。
関連情報:
さっぽろスイーツカフェ
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