地域団体商標
レポート
政策・行政  
イベント  
東北
関東
中部
近畿
中国
四国
九州

Google ホームへ

tiiki.jpを検索
ネット検索
 

このサイトは、BRI ブランド総合研究所が運営しています<会社情報> お問い合わせは専用フォームでお寄せください



■青森の伝え残したい料理46品を「津軽料理遺産」に認定

 青森県中南地域県民局地域連携部は2007年12月17日、青森県津軽地方で伝え残していきたい料理46品を「津軽料理遺産」として認定した。津軽地方に伝わる伝統的な料理や、地元で採れる食材を使用した料理を「津軽料理遺産」として認定することで、津軽独特の食文化を広く全国に発信し、地域活性化につなげることが目的だ。

 今回「津軽遺産料理」に認定されたのは、「ごま飯」や「がっぱらもち」、「鱈のジャッパ汁」など46品。分野は5つに分かれ、それぞれの品数内訳は、「米料理(ごはんもの)」が9品、「米料理(漬物)」が14品、「米料理(デザート等)」が8品、「鱈料理」が12品、そして「本物の一品」が3品となっている。

  「津軽料理遺産」を認定するのは、「津軽料理遺産認定・普及委員会」(以下普及委員会)。普及委員会は、料理専門家、商工会関係者、観光業団体、食品加工業者などによって構成されている。平成18年度の中南地域仕事づくり等活性化協議会(以下協議会)による食と地域活性化に関する提言に基づき、普及委員会の前身である田舎料理「じょんがら御膳」検討委員会が設置され、今回の認定会合を機に「津軽料理遺産認定・普及委員会」へ改称した。協議会による食と地域活性化に関する提言は以下のとおり。

1.地場産品の安全・安心を大いにアピールし、豊かで地域に密着し愛着の食生活を確立するモデルとしての地産地消を推進すること。
2.野菜をメインとする津軽の田舎料理をブランド化すること。
3.農産物直売施設と直結した飲食施設等の交流施設の拡大による地域活性化を推進すること。

 青森県は平成19年度から津軽の田舎料理「じょんがら御膳」創出育成事業を実施することを予定しており、普及委員会はこの育成事業を効果的に推進するため、今後も地元食や郷土料理、歴史に根ざした昔ながらの料理法による料理を掘り起こしていく。次回の認定会合は来年1月下旬に開かれる予定で、「山菜料理」や「煮物」、「和え物」などの認定をおこなう。

  津軽料理遺産 認定料理一覧
  米料理(ごはんもの) 米料理(漬物) 米料理(デザート等) 鱈料理 「本物の一品」
料理名 ごま飯 鮭の飯ずし しとぎもち 鱈のジャッパ汁 豆なます
栗飯 生鮭のすし がっぱらもち(のりかすもち) タツ汁 生なます
赤飯 身欠き鰊とたけのこのすし 干し餅 子和え ふきのすしこ
黒豆飯 鰊の生ずし よしもち 一町田セリの子和え  
海苔巻き ほっけのすし 笹餅 温泉もやしと助子の煮和え  
いなりずし わらびのすしこ 豆こごり(こごり豆) 鱈のとも和え  
若生おにぎり たけのこのすか漬け ふきどり餅 干し鱈とふきの煮付け  
昆布の巻き寿司 山菜のママ漬け いももちのおしるこ タツの貝焼  
いかのすし 葉くるみ漬   真鱈の昆布締め  
  粕みそ大根   まだらこの塩辛  
  赤かぶと菊芋の粕糠漬け   タツの刺身  
  干し鰊漬け   鱈のべっこう  
  菊見漬      
  ふきの粟漬け      
認定品数 9品 14品 8品 12品 3品
合計 46品

 

関連情報:
津軽料理遺産オフィシャルサイト http://www.tsugaru-ryouriisan.com/

2008年1月6日




 

 


注目記事


Copyright (C) 2006-2011 Brand Research Institute, Inc.