■山形商工会議所、「大鍋宣隊芋煮レンジャー」のサイト開設 |
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山形の秋の名物イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」のPRを行う「大鍋宣隊芋煮レンジャー」 |
山形商工会議所青年部は、9月7日に開催する山形の秋の名物イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」のPRを行う「大鍋宣隊芋煮レンジャー」のサイトをオープンした。イモニレンジャーは鍋に投入する食材をキャラクター化したもので、イモニレッド(山形牛)、グリーン(山形ねぎ)、イエロー(山形こんにゃく)、ピンク(山形里芋)の4人で編成。各種イベントでPRを行うほか、アクションショーなどを随時開催し、芋煮会をアピールする。
山形では秋になると家族や友人達のグループが集まり、河原で石を積んでかまどを作り、里芋、牛肉、コンニャク、ネギなどを入れた野外鍋料理を楽しむ。その季節の到来を告げるのが、馬見ヶ崎河川敷で開かれる「日本一の芋煮会フェスティバル」。同フェスティバルは、平成元年から山形県商工会議所青年部が中心となり行っている。芋煮は、6mの大鍋に里芋3t、牛肉1.2t、コンニャク3,500枚、ネギ3,500本、味付けの 醤油700リットル、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg 、 そして 水6t を入れ、 6tの薪(ナラ材) で煮炊きする日本一のスケールを誇る。今年は20周年という大きな節目の年でもあり、例年にも増して5万食の芋煮を振舞う予定だ。
こうしたイベントを成功させるためにも、内外の人たちに向けたPRは欠かせない。そこで節目の年ということもあり、「大鍋宣隊芋煮レンジャー」のサイトをオープンし、イベントや情報提供を積極的に行っていく。こうしたキャラクターを通じての情報発信は、埼玉県の越谷商工会議所も行っている。近年、CMや紙媒体で得た情報もWEBで検索し直す傾向がある。また、その利用サイトとしてポータルサイトやブログを利用する人が多くなってきている。
国内外問わず、インターネットの普及に伴って目的地を「ほぼ情報のない状態から知る」ために行くのではなく、ある程度情報を集めて「取捨選択した情報を確認、もしくは満喫する」ために訪れる観光客が多くなってきている。その際、こどもに大人気のキャラクターを使うことで、親しみやすく、そしてわかりやすくその魅力を伝えることができる。また、イベントでのアイキャッチやキャラクタービジネスにもつながる。今後はそれぞれの地域が情報発信を行う上で、ターゲットを見極めて、それに合わせた工夫が必要となってくるであろう。
関連情報:
日本一の芋煮会フェスティバル http://www.y-yeg.jp/imoni/
芋煮レンジャー http://www.gutspro.com/imoniranger/index.html
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