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■盛岡の養蜂の歴史を伝える「養蜂百年館 はちみつ村」

 岩手県盛岡市で、養蜂とハチミツ関連商品を販売する藤原養蜂場がアンテナショップ「養蜂百年館 はちみつ村」をオープンした。養蜂とそれを取り巻く環境について紹介するのが目的で、ミツバチの巣箱や分離機、ミツバチの入った巣箱などを展示するほか、ハチミツやジェラート、ローヤルゼリー、プロポリス、ハチの子の粉末などの商品も販売している。また、店内に食事スペースも設けてあり、ハチミツやスズメバチのエキスを含んだドリンク類などのほか、すいとんの「特製ひっつみ」などの食事も提供する。 

 藤原養蜂場は、約100年前に東北地域で養蜂業を始めた老舗で、東京・銀座で養蜂を行う「銀座ミツバチプロジェクト」の技術指導も行っている。 ミツバチは、果樹の受粉などにとっても非常に重要な役割を果たしているが、近年の環境変化などにより、世界的に減少していて大きな問題となっている。農薬や栄養不足、天敵の昆虫の存在、遺伝子組み換え作物などが原因とも言われていて、農林水産省でも果樹栽培などへの影響を調べるため実態調査を行う予定という。

 地産地消にとっても重要な役割を果たすミツバチについて紹介し、来場者に自然環境について考えるきっかけをつくる店舗として期待されている。

関連情報:  藤原養蜂場

2009年4月4日







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