JR東日本の東北新幹線が12月4日、新青森駅(青森市)まで延伸し、工事開始から39年で全線が開業した。青森市と東京は約3時間20分で結ばれ、観光やビジネス面での期待がかかる。東京
方面への一番最初の列車の出発式で青森県の三村申吾知事は「青森の元気をつくるスタート」とあいさつをした。
今回の東北新幹線の全線開通で、東北6県すべての県庁所在地が東京と新幹線でつながることになる。隣接する秋田県も1997年に秋田新幹線が開業したことで、田沢湖や角館などが首都圏から日帰りも可能な観光地になった。新青森駅は2015年に開業が予定されている北海道新幹線で、新函館とをつなぐ起点となり、本州と北海道の行き来も楽になる。
今回の開業に合わせて、青森市はJR新青森駅に「あおもり観光情報センター」を開設し、県内40市町村や北海道の道南地域、東北地方の主要都市の観光パンフレットを100種類以上常備した。
センター内には大型ディスプレーが配置され、バス時刻表や青森市内の観光地情報を掲示する。
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JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社
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