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▲ ycarによる横浜オリジナルカー「ムエット(Muetto)」 |
横浜市内の製造業者を中心に、デザイナー、商業者など異業種で構成するグループ「ハマワザ(hamawaza)」が2004年から進めてきた
横浜限定のオリジナルカーを作るプロジェクト「ycar」による第一弾の自動車「ムエット(Muetto)」が完成、4月から200台限定で販売される。
ムエットは、日産「キューブ」の中古車を改造して、2人乗りピックアップトラックに仕立てたもので、名称のmuettoはフランス語で「カモメ」を意味する「mouette」を語源にした造語。ボディは海を表す濃紺、フロントグリルはカモメをモチーフにデザインした。高速道路や市内の駐車場などの支払いができる多機能型ETCを全車に標準装備している。
横浜元町にあるレース製造の近沢レースによるキーケースやクッション、鞄など皮革製品のキタムラによるキーホルダーやドライビングシューズなどを標準装備またはオプションで用意した。車体を開発したのは、高田工業。
キューブの中古車をベースにするため、価格は「ベース車両代(中古車価格による)」+「ムエットへのリニューアル費(119万8000円)」の合計になる。たとえば、ベース車両価格が80万円のキューブの場合、ムエット販売価格は199万8000円になるという。
販売方法は、購入希望者がベースとなる車両を神奈川日産の中古車展示場より選び、その車をムエットへリニューアルしたうえ、持込車検・新規登録を行う。
ハマワザは、製造業の新たなビジネスモデルとして、作り手と買い手、売り手が連携して新製品開発を行う仕組みづくりを検討していた横浜市の呼びかけに応え、市内の製造業者、消費者、商業者、デザイナー等をメンバーとして、平成16年8月に「hamawaza」が設立された。
高田工業、横濱まちづくり倶楽部、ビタミンママ、TRUNK、神奈川日産自動車、ブリヂストンタイヤ、神奈川販売、日本発条の各社・組織が参加している。
関連情報:
ycar muetto http://muetto.jp/