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　東京・表参道にあるテストマーケティングショップRinにて、独立行政法人中小企業基盤整備機構中国支部による「美しくなるプロジェクト展」が始まる。首都圏の女性高感度消費者をターゲットとして、中国地域の地域資源での「美」の追求をテーマにしている。開催期間は、7月4〜6日、18〜20日、の計6日間。

　まだまだ首都圏で認知度が高いとは言えないような中国地域の地域資源を、ターゲットを明確に絞ることで強くPRしようというのが今回の企画。テストマーケティングショップ　Rinは、こうした特色ある地域資源を活用した商品の販売を行うために、独立行政法人中小企業基盤整備機構が今年の4月25日に表参道にオープンした。

　今回、「美しくなるプロジェクト展」で紹介される中国地域の資源は、大きく3つのゾーンに分類される。一つ目は、『食』。島根県のバラでできたコンフィチュールやローズウォーター、山口県のコラーゲンたっぷりの「天神はも」。女性が内側から美しくなるための食材を多数紹介する。また、二つ目は、『道具』。世界的に有名な広島県の「熊野筆」をはじめ、着る岩盤浴「BSファイン」などを紹介。道具だけでなく、メークのテクニックなどもレッスンもある。三つ目は、『環境』。普段の暮らしをワンランク上質な家具ですごすことを提案したり、連泊滞在型セラピーが受けられる温泉などを紹介する。また、抽選で宿泊優待券などが配られる。

　地域資源を商品化する際、ターゲティングを明確に行わず「観光客のお土産」という位置づけに甘んじて、商品が「生活」のレベルで浸透せずに消費が伸びないという課題を耳にする。今回は、総合プロデューサーに三宅曜子氏（株式会社クリエイティブ・ワイズ　社長）を招致し、ターゲットを徹底的に絞った企画を行っている。テストマーケティングショップという特徴を大いに活用して、今後の地域資源を牽引していくような事例が多く出てくることに期待が寄せられる。