■開港150周年に向け、横浜マリンタワーがリニューアル・オープン |
横浜の観光名所である山下公園の前に建つ「横浜マリンタワー」が開港150周年に合わせて、5月23日にリニューアル・オープンした。マリンタワーは、横浜港開港100周年で横浜港を象徴するモニュメントとして1961年に建設された高さ106メートルのタワー。創業時には多くの観光客を集め、ピーク時には年間入場者数105万人を数えたが、その後、新規開発されたみなとみらい地区などとの競争で集客力が落ち、2005年の入場者数は27万人にまで落ち込んだ。運営会社の「氷川丸マリンタワー株式会社」は入場者減に伴う経営悪化を理由に、隣接する氷川丸とマリンタワーの営業を2006年12月25日に終了し、マリンタワーは横浜市、氷川丸は日本郵船に管理が委託されていた。
横浜市と民間の予算をあわせて総事業費約39億円をかけて改修し、塔体部の外側を光沢を押さえた銀色、内側を茶色みがかった緑色「ブラウンオリーブ」に塗り替えた。2階には、横浜の歴史を映像、写真、絵画で紹介する「イメージオブ横浜」と、ヨコハマ・グッズ横浜001を販売する「001ショップ」、3階には多目的ホールなどがあるほか、4階には地元の食材を使ったレストラン「タワー レストラン ヨコハマ」が入店する。
このリニューアルにより、山下地区の新しい観光名所として定着させることを狙う。
関連情報: 横浜マリンタワー
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