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■横浜・野毛で鯨料理が一挙30店、「野毛くじら横町」で新名物へ

 横浜市の飲食店街の一つである野毛地区で、約500店ある飲食店のうち30店の日本料理店、居酒屋、寿司店、お好み焼き店、酒場、イタリアンバーなどが参加し、鯨料理を提供する「野毛くじら横丁」を6月1日から実施する。

 「野毛くじら横丁」は、野毛大道芸ブランド事業の2008年度事業で、新名物メニュー開発委員会が8カ月間をかけてメニュー開発などを行ってきたプロジェクト。戦後間もなく、横浜の中心地区である関内・関外が進駐軍に接収されるなか、横浜の中心市街地で唯一接収をまぬがれた野毛には闇市・マーケットが広がった。その一角にクジラカツなどを販売する露店群が集まり、「くじら横丁」と呼ばれて人気を得た。戦後の食料事情が悪かった当時、クジラは貴重な動物性たんぱく質の供給源だった。また、横浜を開港に導き、日本に開国を迫ったペリー提督率いる米国艦隊の来航は、当初米国の捕鯨船補給基地を日本に設置することが目的だったことから、6月の開港150周年式典に合わせて「野毛くじら横丁」をスタートさせる。

 野毛大道芸ブランド事業では、参加各店を紹介する「鯨(Gei)マップ」を作成、無料配布することで鯨料理を楽しんでもらい、野毛の新名物に育てていくことを狙う。

関連情報:   野毛くじら横町

2009年6月1日







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