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■現代アートで町づくり、横浜「黄金町バザール2009」9月に開催

 横浜市の黄金町で、現代アートにより町を生まれ変わらせようとする動きが活発になっている。今年9月「黄金町バザール」を開催し、美術品などの展示のほか、地域の店舗と作家がディスプレーや商品ラベルを開発したり、通りのデザインなどを行う「街並形成プロジェクト」、横浜姉妹都市のリヨン市と黄金町を結ぶ海外交流を行ったり、横浜美術館との連携をすすめ、地域とアートが結びついた町の「再生」をアピールする。

 黄金町は、2000年頃までは京急線の高架下とその周辺に特殊飲食店街と呼ばれる風俗店が多数営業を続け、「ちょんの間」と呼ばれる三畳ほどの小さな部屋で売春行為が行われていた。2005年に「横浜開港150周年」に向けて街のイメージアップを図るため、警察による大規模なな摘発が行われ、こうした特殊飲食店はほぼ一掃されている。

 「黄金町バザール」は風俗の町として知られた黄金町をアートにより再生することを目的に、地域と警察、行政、企業、大学が連携した現代アート展覧会。2008年に初めて開催され、京浜急行の高架下に2つの展示スペース「日ノ出スタジオ」「黄金スタジオ」が新設され、多数のアーチストや店舗などによるイベントが実施された。

 今年は、「黄金町バザール2009」として9月1日から27日にかけて開催し、8月9日はキックオフイベントと称して、イベントのサポーター向けの説明会や新しい会場を巡るまちあるきツアーなども実施する。

関連情報:   黄金町エリアマネジメントセンター

2009年8月2日







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