■B級グルメ博に「厚木シロコロ・ホルモン」の偽商品が出展され混乱 |
10月3日と4日に富山県高岡市で開町400年のイベントとして開催された「高岡B級グルメ博2009」で、B級グルメの1つとして知名度が高まっている神奈川県の「厚木シロコロ・ホルモン」の無許可商品が出展、主催者も把握しておらず混乱が起きた。同イベントについては、地域ブランドNEWSでも開催を取り上げ、主催者発表の出展商品として「厚木シロコロ・ホルモン」を紹介したが、「厚木シロコロ・ホルモン」の商標権を持つ厚木シロコロ・ホルモン探検隊から「このイベントには厚木から出店もしておらず
、登録商業法違反によるもの」という指摘があり、偽商品であることが発覚した。
厚木シロコロ・ホルモンは、神奈川県厚木市で提供されている豚の内臓を使ったホルモン焼き料理で、豚の大腸を割かずに生のまま網で焼くことでコロコロと丸まった形になる特徴があり、同市のまちづくり関係者でつくる同探検隊が商標と意匠を管理していて、厚木市内でシロコロ・ホルモンを使う業者にのみ商標使用を認めている。
2008年に実施された全国のご当地B級料理を集めたコンテストである第3回「B-1グランプリ」でゴールドグランプリを受賞し、知名度が急速に高まった。また、2010年に開催が予定されている「B-1グランプリ」第5回大会が厚木市で開催されることが決まっており、厚木市の地域おこしの象徴的な料理となっている。
「高岡B級グルメ博2009」では、主催者側が「厚木シロコロ・ホルモン」の出展を掲示していたが、同イベント会場で料理を食べた人から「本物の厚木シロコロ・ホルモンと違う」という指摘があって同探検隊が確認したところ「商標使用を認めている団体や業者の出展はなかった」という。
開催委員会事務局によると、同イベントに出店した業者が商標登録されているのを知らなかったのようで、事務局も申し込み時点で業者が商標の使用許可を得ているかどうか把握していなかった。
関連情報:
厚木シロコロ・ホルモン探検隊
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