■東京スカイツリー完成に向け、すみだ地域ブランド戦略が加速 |
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東京墨田区は、2012年春に東京タワーに代わる新しい電波塔「東京スカイツリー」が開業することを好機に、産業振興や観光振興の点からすみだの地域ブランド戦略を積極的に推進している。1月15日には、同区内のすみだリバーサイドホールで、すみだ地域ブランド戦略・シンポジウムを開催した。すみだブランド認証とものづくりコラボレーション商品等を中心に約76点の商品を展示し、事業成果を発表した。当日は300人以上の来場者が参加し、商品を手にとったり、食品の試食するなどした。
同区のブランド認証事業「すみだモダン」で、2010年に食品や工芸品、日常生活品など28点が「人・暮らし・想い」という共通のコンセプトを持つ商品が認証を受け
ている。
同区を流れる隅田川の花火大会、国技館を抱える大相撲、葛飾北斎など江戸時代の絵師といった強いブランド力に加えて、さまざまな産業が集積する一方で、人情味のある下町気質もあるという、墨田区には国内外に誇るべき地域資源が数多くあるものの、地域イメージを強くアピールできていなかった。こうしたことから
開業まであと2年余りとなった東京スカイツリーは「すみだ地域ブランド戦略」を進めるうえでの大きなチャンスとなりそうだ。
関連情報:
すみだ地域ブランド戦略
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