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■“若狭もの”のブランド認証制度始動 第一号は若狭がれい

 福井県小浜市では、2月23日、「若狭おばまブランド推奨機構」を発足させ、特産品である「若狭もの」を地域ブランドとして認定する、「若狭おばまブランド認証制度」をスタートさせた。若狭おばまのイメージ向上、若狭ものの普及や地域経済の活性化が狙い。対象は、若狭ならではの素材や製法を用いたもの、また市内で生産、製造、加工されたもの。既に最初の認証審査を実施し、第一号に「若狭がれい」、第二号に「若狭塗箸」が認証された。

 若狭がれいは江戸時代初めからの若狭の特産物。現在では皇室にも献上されている。小浜魚商協同組合と市食品加工協同組合が連名で申請し推奨機構が審査。大きさや産地など「若狭がれい」の基準の明確化、クレームの公表、非組合員の同業者への積極的な告知などを条件に認証が下りた。

 ロゴマークは現在製作中。「3月中には用意したい」と、市商工振興課は話す。また認証品は、ホームページや機関紙で積極的に紹介していくという。まだ、新たな申請の動きは出ていないが、市商工振興課は、「水面下では話が進んでいる」と、期待を寄せる。

 若狭は古来、朝廷に食料を納める「御食国(みけつくに)」に定められていた食の宝庫。奈良時代には鯖が夜を徹して都に運ばれたというと記録も残る。今でも、かれいや鯖のほか、フグ、蟹、牡蠣など海の幸で有名である。

関連情報:
小浜市公式ホームページ http://www.city.obama.fukui.jp/

2006年2月12日

 


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