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■海外からの教育旅行、山梨で昨年度の3倍の見込み

■平成16年度県別教育旅行者数ベスト5
1 福岡県 3648
2 大分県 2370
3 東京都 1982
4 兵庫県 1912
5 千葉県 1476

 海外から山梨県に「教育旅行(日本の修学旅行にあたる)」として集団で訪問する小中高生が急激に増えている。昨年度実績では624人だったが、今年度はすでに約983人。今後も増える見込みで平成18年度は2000人超を見込む。特に顕著な急増ぶりを示したのが中国。今年、観光客誘致を目的に観光事業者などを中国各都市に派遣した「観光キャラバン隊」で、教育旅行を積極的に提案したのが功を奏した模様だ。

 従来の教育旅行の得意先は、台湾、米国だった。しかし、県が今年6月、北京や重慶など4都市にキャラバン隊を派遣してから、中国からの訪問が急増。これまでに中国だけで474人と、全体の約半数を占める“大得意”となった。キャラバン隊では、リニアモーターカー、富士山をはじめとする自然など県の観光資産を積極的にアピール。「経済発展とともに自然破壊が問題となっている中国で、最先端技術、自然保護を同時に学べることが教育的観点から魅力だったのでは」と、県の観光振興課ではみている。

 県では10月にも瀋陽、青島、大連にキャラバン隊を送る計画。また、来年2月の旧正月にも大人数の団体旅行が期待できることから、今年度の中国からの教育旅行者数を「1500人を超える」(観光振興課)と試算する。

 国土交通省では、2010年までに訪日外国人旅行者1000万人達成を目標とする「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環として、訪日教育旅行の促進にも重点を置いている。昨年12月には訪日教育旅行促進のための官民による全国協議会(「訪日教育旅行促進全国協議会」)が設立され、関係省庁・団体から45人が参加して第1回会合を開催。各地域の取り組みの報告、訪日教育旅行ガイドブックの作成の承認などがなされた。文部科学省の発表によると、平成16年度の教育旅行者数は3万4506人。2年に1度の集計・発表のため、傾向を知るには、平成18年度の数値の発表を待たなければならないが、同省では、「増加傾向にある可能性が高い」としている。

2006年8月26日

 


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