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■進化する常滑焼 陶器浴槽などで新たなブランド作り

常滑焼ブランドの陶器浴槽
 愛知県常滑市のとこなめ焼協同組合では、千年の歴史を誇る常滑焼の新たなブランド作りを積極的に進めている。ブランドテーマは「フローライフ」。“フロー”は“不老”にかけており、使用者の日常的なストレスを軽減し精神的・肉体的に健康を保てるような製品作りを目指している。

 主な製品は、浴槽や手洗い鉢など全国的にも珍しい大型の陶器。土の温もり、LOHASな雰囲気が漂う、ブランドテーマを体現した製品である。陶器浴槽は50万円〜200万円、手洗い鉢は2万1000円〜4万8000円(各税抜き)。常滑は古くから大型の壺作りが盛んだった地域であり、浴槽などの製造はその伝統的な技術を生かした常滑焼ブランドならではの試みといえる。

 ほかにも、テーブルウェア、キッチンウェア、インテリア、エクステリア、ガーデンウェアなど様々なジャンルで製品ラインナップを充実させ、常滑焼ブランドの世界観を広げている。

 常滑市は、毎年8月に30万人の来訪者を集める「常滑焼まつり」を開催するなど、従来から常滑焼のPRを積極的に推進している。とこなめ協同組合のよる新たな活動が加わることで、ブランド価値のより一層の向上が期待される。

関連情報:
とこなめ焼協同組合ホームページ http://www.japan-net.ne.jp/~yakimono/

2006年9月30日

 


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