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■「赤福」が製造日を偽装表示、「白い恋人」に続く老舗土産の不祥事

 三重県の伊勢名物として知られる餅菓子「赤福」で消費期限の偽装表示が明らかになった。

 農林水産省が10月12日、製造会社の赤福が販売する「赤福餅」の製造年月日と消費期限について不適正な表示を行っていたとして、同社に表示の点検と是正を指示したもの。同社は未出荷の商品を冷凍保存し、注文後に解凍して再包装日を新たな製造年月日と表示していた。冷凍期間は同社の社内規定により最大2週間と定めていて、これに併せて消費期限も偽装表示していた。こうした偽装行為は1973年から30年以上にわたり行っていたという。

 赤福は江戸時代の1707年に営業を開始した創業300年の老舗。当時のお伊勢参りの土産品として、長旅で疲れた参拝者のために餅を売る店が並んだのが始まり。こうした老舗企業に発覚した不祥事だけに影響は同社だけにとどまらず、販売店にまで広がっている。

 R名古屋駅内のキヨスクやコンビニなどの販売店は、「赤福」の販売を中止、商品を撤去した。伊勢市にある赤福本店も営業を中止している。 農林水産省は菓子関係の業界団体に対して、加盟各社が商品の期限表示や品質管理などについて不備がないか点検するよう指導した。同省は11月中旬に結果を公表する。

 今年8月には赤福と同様に、北海道土産の定番だった石屋製菓の「白い恋人」が賞味期限の改ざんが発覚。北海道などがJAS法違反で行政処分した。

 こうした不正行為がブランド価値を著しく毀損するのは間違いない。特に食品土産は、消費者の信頼感により売り上げが大きく影響を受ける。今回のような事件のあとで、再び信頼を回復するには多大な労力が必要となるだろう。

関連情報:
赤福 http://www.akafuku.co.jp/

2007年10月15日




 


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