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■富士河口湖町がシカ肉のジビエ料理で町おこし

 山梨県の富士河口湖町は、2008年度の予算で、有害鳥獣として駆除されるシカを食肉として有効活用し、ジビエ料理(野生鳥獣肉)を富士河口湖町の新たな特産品として観光客 などに提供し、地域の活性化を図る。従来は、狩猟後に猟師が個人で処分していたが、2008年秋に県内初のシカ肉加工施設を完成させる。

 同地区では、野生シカによる農作物などへの食害が及んでいる。山梨県内のシカ生息数は5198〜1万1650頭と推定され、富士北麓・南都留地域においては約1160頭になるという。シカの増加率と生息密度の上昇を抑え、被害の増大を食い止めることを目的に有害獣捕獲が積極的に行われている。シカによる食害は、特に富士ヶ嶺地区の牧草地への被害が深刻で、青木ヶ原樹海を集団で移動するシカに対しては、狩猟以外に対策がない。本栖地区には狩猟経験豊富な狩猟家がいて、捕獲したシカを食肉加工する施設の要望があった。

  今年1月には「やまなし畜産マッチングフェア」を開催し、シカ肉の提供先となる町内飲食店や旅館経営者ら約100人の参加者にシカ肉をPRをした。参加者にも好評で、甲州ワインにあったジビエ料理を観光客に提供していくなど、新たなグルメとして期待される。本栖、精進地区の「創作郷土料理研究会」では、地区の飲食店や旅館で提供していくことを目標に、シカ肉を使ったカレーライスを考案した。シカ肉は新たに整備する食肉加工施設から安定的に供給を受けることが可能と見込まれ、具材となる野菜も地域の食材を利用していき、農業・観光振興を図るための新たな特産品として期待されている。

関連情報:
山梨県ホームページ
 http://www.pref.yamanashi.jp/

2008年3月30日




 

 


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