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■長野県坂城町が特産品「ねずみ大根」使った焼酎をお披露目

 長野県の坂城町振興公社は、特産品である「ねずみ大根」(辛味大根)を使った坂城町オリジナルの焼酎「伝承大根焼酎 ねずみ大根」を発表した。振興公社や町が2005年度から開発を進めてきたもので、他のご当地焼酎にならって坂城町らしい商品をつくろうと開発した。芙蓉酒造(長野県佐久市)が醸造し、400キロの大根で720ミリのボトル2500本を造った。 3月27日にお披露目会を開催、4月18日から町内の温泉施設「びんぐし湯さん館」で販売する。価格は1本1380円(税込み)。

 ねずみ大根は、江戸時代に長崎から伝来し、薬として年貢代わりに納められていたとも云われ、古くから地域の人々が守りつづけてきた伝統野菜。尻がふっくらとし、細い根がひょろりと伸びているて、名前のとおり、ねずみ型をしている。味はさらに辛味が強く、肉質は硬く、大根おろしにしても汁気があまり出ない。漬物のほか、おろし汁をうどんやそばのつけ汁にする「辛味大根」だが、すごい辛味のあとに芳醇な大根の香りと甘味が広がるため、地元では「甘もっくら」と表現するという。焼酎の味もやや辛口で清涼感があり、口当たりが良いため女性にも飲みやすく仕上がっている。

 坂城町産のさつまいもを使った「地場産芋焼酎 いで湯びんぐし」(さつまいも焼酎)も完成しており、あわせて販売していくという。 

関連情報:
長野県ホームページ
 http://www.pref.nagano.jp/

2008年3月31日




 

 


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