■石川県が開発した新種の大粒ぶどう「ルビーロマン」が初競り |
石川県が開発した新品種の大粒ぶどうである「ルビーロマン」の初競りが、2008年8月11日、金沢市の中央卸売市場で行われ、48房が競りに出された。高いもので1房10万円。平均でも約2万7000円の値がついた。
10万円で落札したのは和倉温泉の老舗有名旅館である加賀屋(七尾市)。
ルビーロマンは、1粒の重さが巨峰の約2倍の約20グラムもある大粒ブドウで、果皮がルビーのように赤く、巨砲なみの糖度があり、果汁が豊富で果肉の皮離れがよい。産地間の競争に勝つため、1995年に石川県農業総合研究センター砂丘地農業試験場が、「藤稔」という黒色の大粒ぶどうから
採取した種400粒をまき、幼木から育てられた。2006年2月には同品種の生産者による「ルビーロマン研究会」が発足し、県やJAなどと連携して栽培技術の向上や共同出荷体制整備の検討などを行っている。
関連情報:
加賀フルーツランド http://www.rubyroman.com/
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