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■地域社会活性化でティファニー財団賞に新潟の2団体を選出

 日本の伝統文化の振興と地域社会の活性化に功績のある組織を年1回表彰し、民間レベルの活動の認知度を高めることを目的とした「ティファニー財団賞」で、新潟県の2組織が受賞した。伝統文化大賞に新潟県佐渡市の「アース・セレブレーション実行委員会」、伝統文化振興賞に新潟県村上市の「チーム黒塀プロジェクト」が選ばれた。

 ティファニー財団賞は、日本国際交流センターと米国のティファニー財団が2007年12月に創設した顕彰制度。ティファニー財団は米国を中心に芸術分野等において助成活動を実施していて、日本ではこの財団賞が初めての活動となる。

 ティファニー財団賞伝統文化大賞に選ばれたアース・セレブレーション実行委員会(新潟県佐渡市)は、「たたく」をテーマに国際的アーティストを招き、佐渡の豊かな自然を舞台に新しい地球文化、地域文化を探る国際芸術祭。1988年から太鼓を中心とした音楽芸能活動で世界を舞台に活躍している「鼓童」が、その本拠地を佐渡の旧小木町へ移したことをきっかけとして始まった。当時、島内10ヵ市町村との共催によって開催された「アース・セレブレーション」は、当初から世界の音楽・芸能が佐渡に集う芸術祭として行われた。文化や人との交流を通して地球規模の絆を深め、佐渡の豊かな自然環境を背景に佐渡を世界へアピールし、地域社会の発展に寄与することを目的として発展を続けている。  ティファニー財団賞伝統文化振興賞に選ばれたチーム黒塀プロジェクト(新潟県村上市)は、城跡、武家屋敷、寺町、町人町という城下町の4つの要素が残る村上市で、歴史ある安善小路をより魅力的にしようと、住民の力でブロック塀を黒塀に変える景観活動を行っている。商店街のシャッター通り化が進むなかで、1998年より、町屋の生活空間を公開する「町屋の公開」が市民の力で始まった。町屋の素晴らしさは建物の外観だけでなく室内にあることに注目し、地域の伝統的な町屋を一般観光客にまで公開する「町屋の人形さま巡り」、「町屋の屏風まつり」を次々と成功させた。

 今回は、大賞に31団体、振興賞に29団体から応募があり、田中優子・法政大教授、南條史生・森美術館館長、日比野克彦・東京芸大教授が選考のうえ、2団体が選出された。受賞団体には賞金200万円とティファニー製トロフィーがそれぞれ贈られた。  

関連情報:   JCIE 第2回ティファニー財団賞

2009年7月5日







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