■キトラ古墳の壁画「白虎」公開で高まる「村おこし」の期待 |
5月12日から、奈良県明日香村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で、修復・保存のためにはぎ取られた特別史跡キトラ古墳の壁画「白虎(びゃっこ)」の一般公開が始まった。
春季特別展
「キトラ古墳と発掘された壁画たち」のなかで公開されたもので、白虎の公開は28日まで。
明日香村には、高松塚をはじめ数々の古墳があるが、考古学ファンの関心は高い。村では歴史的遺産と一体となった歴史的風土の保存と住民生活の調和をテーマに、「全村まるごと博物館構想」により、多くの遺跡等、数々の文化財資源を活用した地域づくり
を進めている。キトラの白虎を村おこしの起爆剤としたい考えだ。
公開されたのは、04年から05年にキトラ古墳の石室からはぎ取られた西壁の白虎(縦25センチ、横45センチ)。方位の守り神とされる四神の一つで、国内初の古墳壁画の展示となった。
関連情報:
明日香村公式ホームページ http://www.asukamura.jp/
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