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■『源氏物語』の登場から1000年、千年紀で地域おこしへ

 2008年は、平安時代に紫式部が執筆した『源氏物語』が記録に確認されてから、ちょうど1000年にあたる千年紀。ちょうど一千年になります。この好機をとらえて、地元である京都などの自治体が「源氏物語」のもつ日本文化の美と思想を広め、後世に伝えていくことを目的として記念事業を展開している。

 源氏物語千年紀委員会は、源氏物語にゆかりの深い京都府、京都市、宇治市、京都商工会議所をはじめ、近畿の府県や団体、文化庁などが参画し、多彩な事業を展開する中心的な組織として活動している。11月1日には、同委員会主催が主催する源氏物語千年紀記念式典が開催された。天皇・皇后両陛下をお迎えし、国立京都国際会館(京都市左京区)で開催、11月1日を古典に親しむ「古典の日」にすることが宣言された。

 かつての平安京を擁する京都府は、平安時代の史跡を巡る「源氏物語千年ウォーク」を作成し、ゆかりの地をめぐるモデルコース等を紹介している。コース1の「葵祭と紫式部の邸宅跡を歩く」では、京都御所・建礼門前から出発し、葵祭の舞台を巡り、紫式部の邸宅跡で、『源氏物語』の大半を執筆したとい う廬山寺を経て、下鴨神社〜上賀茂神社へ向かう。コース2の「源氏のロマン香る名勝の地嵐山から石山寺へ」では、仁和寺から嵐山・天龍寺を経て、紫式部が参籠して『源氏物語』の着想を得たとされる滋賀県・石山寺へ向かう。

 京都文化博物館では、伝統技術を結集して制作した工芸品を紹介する「源氏物語千年紀匠の美と技」展が11月1日に始まった。

 『紫式部日記』の1008年(寛弘5年)11月1日の条に、「若紫」や「源氏」などの記述があり、この時点で源氏物語が読まれていたことが確認できる。これが源氏物語の記録としては最古のもので、この年から2008年はちょうど1000年となる。

関連情報:
 源氏物語千年紀委員会

2008年11月1日




   



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