■妖怪を世界に発信、「妖怪だるま」商品化で地域活性化へ |
日本発のキャラクターである「妖怪」を世界へ向けて発信していくことで漫画家・水木しげる氏の出身地で「妖怪の聖地」といわれる鳥取県境港市と、各地域の伝統工芸の産地メーカーの活性化を目的とする「妖怪
だるま」のプロジェクトが、地域でのものづくりをファンド形式でサポートする新しい試みとして注目されている。
「妖怪だるま」プロジェクトは、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するキャラクターなどで陶器のだるまを約120体を商品化する。
価格は2100円の予定で、発売は8月末〜9月上旬、雑貨店やWeb販売、海外での販売も計画している。。。。。
この妖怪だるまの資金源となる「妖怪ファンド」は、一般の消費者から一口3万円で出資を募り、「妖怪だるま」の2年間の売上状況に応じて分配金を戻すというもの。分配金が元本を下回った場合は「妖怪だるま」の現物で分配する。第一弾の「妖怪ふぁんど壱」の募集総額は1050万円で、ファンドの2次募集は4月1日〜6月30日。
すでに30%程度の申し込みがあるという。
妖怪だるまのプロジェクトは、鳥取県選出の参議院議員の田村耕太郎氏が発起人で、 株式会社イデアインターナショナル社外取締役藤野英人氏を中心とする「耕始会」のプロデュースによって始まった
。
鳥取県境港市は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である漫画家・水木しげる氏の出身地。漁業の街として知られるが、市街地活性化の対策として1993年から、「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターの銅像を道路沿いに設置して多くの妖怪ファンが集まる観光地になった。境港駅から本町アーケードまでの全長約800メートルにわたる「水木しげるロード」には139体の妖怪のブロンズ像があり、「妖怪の聖地」として妖怪ファンに親しまれている。
関連情報:
妖怪ファンド・妖怪だるま
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