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■観光地の活性化へ、「大分ツーリズム」に関する報告書を刊行

 社団法人ツーリズムおおいたでは、平成17年度の調査研究事業に基づき「大分ツーリズム」に関する報告書『大分ツーリズム戦略2005』を刊行した。

 大分県には、全国的に観光地と呼ばれる別府・由布院のほかに、観光地とは違うが、外からの来訪者を積極的に受け入れようとしている地域が多くある。そのような地域は、本業である漁業や農業を守るために“観光業”を行っている。

 観光を本業としていない地域にとってもまた、県外からに限らず県内からの人の流入は、生活を営む上で重要である。そこで大分県では、「観光」という言葉ではなく「ツーリズム」という言葉を使って、交流ビジネスによる街づくりや地域づくりを試みる。

 今までは、最大の観光地が活性化されれば、県全体の観光地も活性化されるはずだという発想が根強くあった。そのため、観光行政の「経営資源」も、観光地に集中的に投入されてきたのが現状である。しかし、日本全体が人口減少社会に突入した今、観光地だけでなく、定住人口が減少してきている地域を活性化し、来訪者を増やすことが必要とされている。

 今回の「大分ツーリズム戦略2005」では、「観光地」向けの戦略では無く、「交流地域」の戦略に焦点が置かれている。ここでは、地域に根ざした、生活のかかったビジネスという意味の「いのちき」、また、地域づくりの担い手がお互いを認め合って、ともに力を合わせる「協働」、そしてその結果もたらされる「持続性」のある地域づくりという3つのキーワードをもとに展開される。

 「大分ツーリズム2005」では、具体的なプロジェクト提案を行うだけでなく、今まで行政が行ってきた「無駄」に対する改善点の提起なども積極的に行われている。観光地とはいえない地域に対する今後の取り組みに、大きな期待が寄せられている。

関連情報:
(社)ツーリズムおおいた(旧・大分県観光協会)  http://www.we-love-oita.or.jp/

2006年●月●日

 


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