長崎県の佐世保商工会議所や佐世保観光コンベンション協会などが中心となる佐世保バーガー認定委員会は、佐世保の名物料理である「佐世保バーガー」のブランド価値を保護するため、佐世保市内で「佐世保バーガー」の製造を行う事業者26店に対して認定を行った。
佐世保バーガーは、佐世保の名物となっている手作りハンバーガーの総称。決まったスタイルのハンバーガーを指すのではなく、佐世保市内の店で提供される「注文を受けてから作り始める」手作りのハンバーガーをいう。各店が独自に調合した甘めのマヨネーズソースを使うことが共通点ともいう。
終戦後に、米国海軍からハンバーガーのレシピを直接聞いて作り始めたのがはじまりで、外国人街を中心に基地外に、たくさんのハンバーガーショップが並んだ。それ以来、地元流にアレンジされて佐世保の味として育ち、当時の味を保ちながら佐世保の名物とまで言われるようになった。
この名物料理を通じて市内事業者の「本物づくり」を支援し、佐世保に対する県内外からの評価向上や観光客誘致を進め、地域活性化を図ることが目的だ。
認定を受けた店舗は、認定証が授与され、佐世保バーガーマップに掲載されるとともに、漫画家のやなせたかし氏が描いたキャラクター「佐世保バーガーボーイ」が使用できるようになる。
関連情報:
佐世保観光コンベンション協会 http://www.sasebo99.com/
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