■「TsunDAMI」ブランドの石垣島パパイヤカレーが発売 |
沖縄県石垣市のパパイアを活用した商品展開を勧める石垣市プロデュースの「TsunDAMI」(つんだみ)ブランドの第2弾商品である石垣島パパイヤカレー「ゆくいが行く」が1月22日に発売された。市民に特産品のパパイヤを使ったオリジナルカレーのレシピを募集し、約40点の応募作品から2009年4月に大賞を発表していた。このレシピを基に料理の専門家などが商品開発を進めてきた。
沖縄県の離島地域資源活用・産業育成事業を活用したもので、石垣島パパイアのブランド化と振興につなげていく。
商品はパパイアの特性を生かし、野菜の「緑」カレーと果物の「赤」カレーに仕上げている。緑カレーは青パパイアと野菜、黒糖、米みそなど石垣島の食材を使い、パパイアの皮で苦みを出している。赤カレーは、フルーツパパイアの甘さにスパイスを利かせている。
ホテル日航八重山が、同ホテル内のレストランと市内の港や空港に設置する移動スタンドで販売する。「赤」カレーと「緑」カレーの両方を合わせたスタンダードメニュー(1200円)、半分に切った赤パパイアの容器にカレーを盛ったプレミアム(2000円)、カップに盛ったメニュー(400円)、冷凍パック(400円)がある。
「石垣島パパイヤ」は、石垣市が2004年に取得した特許の栽培方法で農薬を使わず栽培したパパイヤで、赤パパイヤについては、糖度12度未満にはブランド名を表示しないなどの出荷基準をもうけている。また、加工品に「石垣島パパイヤ」を表示する場合は、同島のパパイヤを100%使用している場合にのみ使用できる。
「つんだみブランド」は、石垣市自体が製品開発やブランド管理を行っており、島の自然、歴史、文化、人の気持ちなどを「つんだみ」という言葉で表現した“島のめぐみ” と“島人の知恵”を提案する。TsunDAMI(つんだみ)は、沖縄の伝統楽器である三線(さんしん)を調弦する際に使う八重山地方の方言で、3本の弦をそれぞれの音を注意深く感じとり、調和させてハーモニーを奏でるというもので、島の自然と文化、歴史を表現している。
関連情報:
石垣市パパイヤ研究所
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