■福岡県久留米市で「筑後スローフードフェスタ2010」開催
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福岡県久留米市で、10月16日と17日、筑後地域の豊かな自然環境や美しい田園風景と、歴史、伝統文化など多様な地域文化が育んだ「食」を広めるためのイベント「筑後スローフードフェスタ2010」が開催された。
久留米六角堂広場と西鉄久留米駅東口広場を会場に、筑後地域の郷土料理や特産品、地元発の新商品が集まり、
手作りの味から隠れた名店の逸品までが来場者に紹介された。
メーン会場となった久留米六角堂広場には「素(そ)のまんま」をイベントテーマに、「筑後ミルク豚のホットドッグ」、大川市の「旅出しうなぎ」を使ったうな丼、ブランド鶏「はかた一番どり」の空揚げ、八女市星野村の清流で取れたヤマメの塩焼きなどの料理が並んだほか、
久留米市の純米酒を使った「久留米ハイボール」、傷んだりして出荷できない捨て柿を使った「みのうサイダー」などのドリンク類も提供された。
「筑後スローフードフェスタ」は、2005年に始まった筑後地域の豊かな「食」を守り、伝えていくためのイベント。
スローフード運動は、1980年代以降に急増したファーストフード店の大量生産、大量流通、食物添加物、遺伝仕組み換えといった食の問題や、食文化の荒廃を危惧したイタリアの人たちが、地域の伝統の食や素晴らしい農作物を作る生産者を守ろうと始まった運動で、現在では世界各国に広がり、日本にも浸透している。
関連情報:
筑後スローフードフェスタ
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