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■“古くて新しい”日本ブランド、「新日本様式100選」を選定へ

認証マークに決まったJマーク。とめ、はらい、おれ、まがりなど日本文字の特徴を盛り込み日本のアイデンティティーを表現
 「新日本様式」協議会(理事長:中村邦夫・松下電器産業社長、会員企業・団体数:74)では、「新日本様式100選」の選定に向けて、選定製品・サービスに付与される認証マークである「Jマーク」を決定、選定方法などもとりまとめ、6月8日に発表した。また、「新日本様式100選」の応募要項を作成し、同月20日から会員企業・団体向けにホームページを通じて公開するなど、矢継ぎ早に様々な活動を展開している。

「新日本様式」とは、「日本の伝統的なデザインや機能、コンテンツを現代の生活にふさわしいように再提言していく」活動を指す。具体的には、日本の伝統・文化・工芸等と、先端技術や現代のライフスタイルを融合させ、新たな製品やコンテンツ、サービスを創造。それを新しい「日本ブランド」=「新日本様式」として全世界に発信し、普及、定着させることで、日本の国際競争力を向上させることを目指す。

 「新日本様式」協議会は、「新日本様式」の確立に向けた取組主体となり、ブランド管理、製品やコンテンツの開発の支援、世界への情報発信などの活動を推進する。協議会は、昨年5月に経済産業省商務情報政策局に設置された「新日本様式・ブランド推進懇談会」の報告書「『新日本様式』(Japanesque*Modern)の確立に向けて」に基づき活動しており、今年に入り、1月には設立記念式典を開催、3月には第一回「新日本様式」セミナーを開くなど、取り組みを本格化させている。

 6月には「新日本様式」にふさわしい製品やサービスを選定する「新日本様式100選」の認証マーク「Jマーク」を決定。また、選定対象や選定基準、選定方法も発表した。今後は、応募受付、評議会委員による審査、決定を受けて、「新日本様式100選」を今年10月末に発表する予定。選定製品、サービスは、11月から来年1月に国内での展示・販売プロモーション、3月に海外での展示・販売プロモーションを展開していく。Jマークを付けた“古くて新しい”日本ブランドは今後、国内外で注目を集めそうだ。

<「新日本様式100選」概要>

■選定対象
  @日本企業(個人事業主を含む日本法人)であること。
  A「Made in Japan」であること。
  B「新日本様式100選」の発表予定日である2006年10月31日時点で、
   一般人が、幅広く購入・利用・体験・アクセスが可能であること。
  Cプロダクト、コンテンツ、サービス、システム、空間などを対象とし、
    ジャンルは限定しない。
 
■選定基準
日本の伝統文化、素材、技術や精神と、日本を含む世界的な先端技術との融合が図られているもの(ハード、ソフト)であること。また、日本の伝統文化、素材、技術や精神を、現代のライフスタイルにふさわしいかたちで提案しているもの。
 
■選定方法
会員からの応募や評議会委員の推薦などから、評議会委員が応募書類による審査を実施し、実物審査を経て決定する。

■評議会について
  「新日本様式100選」の選定基準作成、基準に基づく選定を実施。その他協議会の方向性を審議・検討し、理事会に答申。メンバーは、石井幹子(照明デザイナー)、市川海老蔵(歌舞伎役者)、河合隼雄(文化庁長官)、コシノジュンコ(ファッションデザイナー)、日比野克彦(イラストレーター)など。

関連情報:
「新日本様式」協議会 http://www.japanesque-modern.org/index3.html

2006年6月21日

 


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