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■農林水産分野の知的財産セミナーを石川県と兵庫県で１月開催

　平成18年4月からスタートした地域団体商標制度により、地域ブランドへの関心が高まってきていることを受け、農林水産分野での知的財産に関するセミナーが北陸地方および近畿地方で実施される。

　北陸農政局は1月24日に石川県金沢市で、県・市町村関係者、関係団体、農業者、消費者等を対象に、「農林水産分野における知的財産活用セミナー」を開催する。農林水産物・食品のブランド化に対する関心の高まりを契機に、知的財産制度の理解を深め、農林水産業・食品産業の競争力強化や地域活性化に繋げていくことを狙いとしている。講演内容は「知的財産制度の概要について」（中部経済産業局特許室 藤井氏）、「農林水産物・食品の地域ブランド化の推進に向けて」（農林水産省大臣官房企画評価課 松原氏）など。

　兵庫県豊岡市では、農林水産関係者向け知的財産セミナー「特許・商標法の解説と知的財産の活用」（主催：兵庫県立農林水産技術総合センター）が1月30日に開催される予定。地域ブランドとなる商品を作り出した際、それを適切に保護・管理をすることで、ブランドや地域のイメージを損なうことのないよう、特許や商標権による地域ブランド管理の重要性を解説し、知的財産権というものを適切に知ってもらうことを目的としている。講師は特許庁上席産業財産権専門官 松田氏の予定。