■東京・品川で「龍馬伝サミット」、地域おこしでゆかりの地が連携 |
2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に向けて、主人公の坂本龍馬とゆかりの深い全国9自治体（高知市、高知県安芸市、東京都品川区、山口県下関市、京都市、長崎市、鹿児島市、
鹿児島県霧島市、広島県福山市）の首長が集まり、地域の活性化やまちづくりに生かそうという「龍馬伝サミット」が10月26日、東京・品川プリンスホテルで開催された。
高知市と長崎市が開催を呼びかけて実現したもので、坂本龍馬の出身地である高知市、江戸時代に土佐高知藩山内家下屋敷があった品川区、海援隊が滞在した広島県福山市、竜馬と関係の深い史跡が多く残る京都市など、それぞれの市区がどのくらい龍馬とゆかりがあるかについてプレゼンテーションを行った。
サミットでは、坂本龍馬が起草した「船中八策」にならって、町づくりと観光振興のための共同宣言「まちづくり維新八策」が発表された。これは、観光ガイドの育成や交通アクセス、誘導板の整備を行うこが明らかにされたほか、自治体同士が龍馬関連の資料を提供したり、情報交換をしたりすること、各自治体を周遊する誘客事業を共同で行うことなどを盛り込んだ8項目からなる。
「龍馬伝」は来年1月3日から放映が始まり全48話。NHK大河ドラマは歴代、地域おこしの格好の材料となっていることに加えて、歴史上の人物の中でも人気が高い坂本龍馬を歌手・俳優の福山雅治が演じるという話題性の高さから、全国の龍馬ゆかりの地が来年にかけて盛り上げることは間違いなさそうだ。
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